出資確定1歳馬紹介

社台とラフィアンで、1歳馬5頭に出資が決まりましたので紹介します。

1.ブローザキャンドルの09  父ウォーエンブレム 栗東浅見秀一厩舎 総額3,000万円


社台/サンデーの第一希望で確定した馬。
今年の社台の募集馬の中で一番目に留まったのはカーリングの09でした。
でも、あちらは高いし、人気も集まって相当な高実績でないと確実には取れない様子に。
そこで、他の候補馬の中から、この馬を繰り上げて第一希望にしました。
NHKマイルC勝ちのテレグノシスの甥にあたります。
遅生まれで現状は小さいですが、全体のバランスは良好で成長後の姿が楽しみです。
肩がやや立ち気味にも見えるので、意外と距離がもたない面はあるかもしれませんが、
父のウォーエンブレムも少ない産駒からコンスタントに活躍馬を輩出しているし、
社台/サンデーと相性抜群の厩舎*1ですから、マイル〜中距離でこつこつ稼いでくれることを期待しています。
ちなみに、ツアーの周回展示時は、こんな地味な紹介コメントでした。

さぁウォーエンブレムの男馬です。本馬の兄のクロフネ産駒も、とても機敏で切れのある動きをみせております。本馬は5月26日生まれということで、やや同期の大型馬と比較すると小ぶりですが、いかにも切れそうなこの雰囲気を是非ご堪能ください。血統、厩舎を含めて、いわゆる面白そうな馬だと思います。

なお、その他の第一希望候補は、マリアヴァレリアの09インコグニートの09あたりでした。

2.エービーヌードルの09  父ハーツクライ 美浦田中清隆厩舎 総額1,600万円


社台/サンデーの第三希望で獲得しました。
母はアメリカでG3勝ちがあります。
人気になる要素はないものの、DVDの映像から芝向きの良いアクションを感じたので、
当初から第三希望の候補としていました。
現状は緩さが目立つ向きもありますが、伸びやかな体型と軽い動きから、
鍛錬により緩さが解消してくれば、芝の中距離で楽しめる素材じゃないかと思っています。
ただ、使い出しの早さは、厩舎から言っても期待できそうにないかも。
この馬の、周回展示の口上はこんな感じでした。

(同時に展示されたハーツクライ牝馬3頭の)最後をしめる本馬は、馬体、動きどれを見ても一番芝向きに映ります。大きく伸びる四肢の運び、バネをきかせた変わり身、そして<一部聞き取れず>と、ターフを軽やかに駆け抜けてくる姿がすぐに目に浮かんできます。年を疑いたくなるほど落ち着いておりますが、元気の良さも目立っており、道中をじっと我慢でき、終いを爆発させる、現在の芝の競馬にマッチしたタイプに育ってくれそうです。

3.ブリージーウッズの09  父ゴールドアリュール 北海道or大井 総額800万円


地方オーナーズの第二希望で奇跡的に拾えた一頭。
中間の票数からはとても第二希望に残らない感じだったので、今年の応募で一番のサプライズでした。
今年の地方オーナーズでは、牡馬では第一希望に書いたマルカパールの09の動きの良さに惚れ込んでいたのですが、
牝馬ではこの馬の力強い馬体が一番気に入っていました。
ことダートでの走りに関してなら、こちらの方が計算できそうな面もあると思います。
早生まれで完成が早そうですから、2歳夏から活躍して欲しいですね。
ツアーの周回展示時のコメントは以下のとおり。

肩先や臀部にかけての筋肉の発達を見ているだけで、頼もしいと思えてくる馬体なんですけれども、それを支える骨格にも恵まれ、がっちりした佇まいには安心感すら覚えます。カタログ作成当時には少々体をもてあましていた感のあった本馬も、夜間放牧を継続している効果でしょうか、随分しっかりしてきました。鍛え甲斐のあるボディーを存分に鍛えて能力を伸ばし、ダートが得意な仔を多く輩出する父、そして母の父、この2頭の血統の後押しもあれば、鬼に金棒なのではないでしょうか。

4.インフォーマルの09  美浦上原博之厩舎 1,800万円

おじに米・チリでGI勝ちのあるリドパレスのいる血統。
元々候補の一頭だったけど当然満口になるだろうと思っていたら、
誰でも買えそうな様子だったので急遽追加で申込書送付。
ブライアンズタイムには何となく苦手意識があって実は初めて出資することになります。
馬体は父の産駒らしい体型でありながら、体の伸びと、遅生まれにしては十分な体格も兼ね備えています。
柔軟性も十分な印象も、やや緩慢さを感じるので、やはりダート向きかなという気はします。

5. マイネアモーレの09  美浦大竹正博厩舎 1,800万円

このクラブお馴染みのオカノブルー牝系で、全姉マイネエスポワールが準オープンで活躍中。
遅生まれで小さいせいか、あまり人気になりませんでした。
中サイズぐらいにはなると思うんですけどね。
伸びのある体型で、動きも合格点。じわじわ力をつけていくイメージを持っています。
なお、ラフィアンでもう一頭申し込んだ、アイアイサクラの09は抽選で落選でした。
ラフィアンでは余程気に入った馬がない限り、これで打ち止めにしようと思っています。



以上の5頭に出資が確定しましたが、牡馬3頭が5月生まれと、出だしの遅さが既に予想されますね。
それを補う意味もあって、社台/サンデーの第二希望がアルーリングアクトの09だったのですが……。
あと、関西馬が1頭しか確保できなかったのも残念です。
もうキャロットで補うしかないかな。

*1:netkeibaで調べた限り、18頭で12頭勝ちあがり。内5頭が本賞金1億円以上稼いでおり、レジネッタソングオブウインドの2頭のクラシックホースを輩出。