先週の結果 (シーリアが2勝目をあげる)

  • トラインコンパス 8/17(土) 札幌6R 3歳未勝利(ダート1700m) 石川裕紀人騎手 8着

422kgで-2kg。滞在競馬なのに体重の減少傾向が止まらず、見た目にもやや寂しく見えました。
ゲートは五分に出たが、仕掛けていかず、また行きっぷりも悪く中団の後方から。
道中も進んで行かず後方から2番目の位置まで下がって4角へ。
直線では内を通ってじわじわ差を詰めてくるも1.4秒差の8着まで。
サイズの無い馬だけに使い詰めで状態が落ちてきていたのか、いつもより行きっぷりが悪かったですね。
これで未勝利戦へ出走できる可能性が無くなり、この1走限りでファンド解散が決定されました。
ワンパンチ足りない馬なのは確かですけど、それでも毎度最後までこの馬なりの脚は見せてくれました。
売却されて地方で走ることになると思いますが、転出先でも元気に走ってくれることを願います。

  • アルディテッツァ 8/17(土) 小倉7R 3歳未勝利(芝2000m) 藤井勘一郎騎手 8着

512kgで+10kg。極端に太い訳ではないけど、最後のレースかもしれないにしては絞り込めてないような。
スタートはいまいちだったが、内枠ということもあって軽く仕掛けて先行争いに加わる。
先手は取りきれず、1角で外に切り返して2番手の位置。
4角手前まで2番手をキープしていたものの、コーナーでスピードが上がらずに後退しつつ直線へ。
直線でもギアは上がらず流れ込んだだけの8着に終わった。
トロールビデオを確認すると、各コーナーで外に張って鞍上が修正に苦労していました。
あれではコーナーごとに減速してしまい、付いて行くのに無駄に脚を使ってしまいます。
ここ2走の好走は左回りだったし、右回りの小回りは適性が無いんでしょうね……。
ここで権利を逃したことで未勝利戦へは出走が難しくなりました。
どうするのかと思ったら、盛岡競馬場へ転出をするつもりのようです。
確かに盛岡なら左回りで芝コースもありますが、芝はレース数が極端に少なく保険程度と考えるべきでしょう。
ダートは1度使って全く良いところ無しだったので、地方の相手でもかなり不安が残りますね。

  • テメノス 8/18(日) 小倉3R 3歳未勝利(芝2600m) 幸英明騎手 2着

こちらも崖っぷちの未勝利馬なのに+10kg。
細身のタイプだから悪くないんだけど、次を見越して余裕を持たせていたのかもと思ってしまいます。
スタートは頭一つ遅れぐらい。この馬としてはマシな方で、道中は中団から。
折り合いよく中団で進めていたところ、1周目の正面直線で外へ出してじわっと上がっていく。
位置は3列目まで上がったが、そのせいか2角過ぎまでややハミを噛み気味。
3角手前から全体にペースアップして、3番手に押し上げながら直線へ向かうも既に手応えが一息。
直線でもじりじり伸びたけど、先に抜け出した勝ち馬との差は詰められず0.4秒差の2着。
小回りを意識してなのは理解できるが、道中に早めに位置を上げるようになってから末が鈍くなっていますね。
前半はじっくり乗って、後半に一気に動くような競馬の方が合っている気もするのですが。
それにしても、この相手でも着差をつけられた2着どまりなのはショックです。
当初から、今回負けた場合は小倉滞在でもう1戦するとのコメントがありました。
その言葉通り滞在で中1週での出走を目指すようです。ラストチャンスを生かせるでしょうか。

  • アンティシペイト 8/18(日) 札幌5R 2歳新馬(芝1800m) 福永祐一騎手 2着

デビュー戦の体重は480kg。まずまず仕上がっていたし、緩さはあるものの馬体は目立っていたと思います。
五分のスタートから、内枠から出たなりに前へ行くと自然とハナをきる形に。
道中は超スローペースになって一団の競馬。
そのまま先頭をキープしていたが、4角から勝ち馬に迫ってこられ、直線半ばで交わされて0.2秒差の2着でした。
悪くはないデビュー戦だけど、正直あまり判断材料とならない一戦でしたね。
あまりのスローペースで、ほぼ残り2ハロンだけの瞬発力勝負になってしまいました。
ストライドで走るステイヤータイプだと思っているだけに、これでは切れる馬に負けてしまいます。
逃げていたのだから自ら平均的なペースを作りたかったですが、先の折り合いを考えると難しいんですかね。
この後は状態を見てとのことですが、ソエが出ているようなので休養になりそうですかね。

  • シーリア 8/18(日) 小倉12R 3歳以上1勝C(牝)(芝1800m) 和田竜二騎手 優勝

462kgで-2kg。仕上がりは良く感じたものの、もう一回り馬体に張りが出て欲しいなという印象でした。
まずまずのスタートから出して行って楽に2番手の外の位置を取る。
そのまま2番手をキープして勝負所へかかり、手応え十分のまま先頭へ並びかける。
直線入り口では先頭にたち早めに抜けだし、最内から追い上げてきた2着馬もしのぎきって半馬身差で勝利。
積極的な競馬で持ち味を引き出してくれた好騎乗でしたね。
厩舎サイドもこういう競馬をして欲しくて依頼した様で、人選から上手くいった感じがします。
母馬優先権が非常に魅力的な血統だけに、アワブラッド圏内へ向けてこの1勝は大きな前進と思います。
繁殖入りまでにもう1勝積み上げてより確実なものとして欲しいと願っています。
今回で好走パターンはつかめたと思うので、今後にも期待したいですね。

  • ステップオブダンス 8/20(火) 金沢9R 読売レディス杯(重賞)(牝)(ダート1500m) 吉原寛人騎手 4着

487kgで+4kg。張りはあって馬体はキープしているけど、捌きが硬めで活気にも乏しい気がしました。
今回もゲートで遅れて、両サイドの馬に挟まれてしまい一旦は後方から。
すぐに仕掛けて2列目に上がって追走。
勝負所で余裕の手応えで前へ迫っていき、これは勝ったかという感じだったが直線では伸び無し。
内から抜け出した格下の馬に水をあけられて0.8秒差の4着。
このところ1頭になると止めてしまうのが続いていて、この日も外3頭の中から抜け出した瞬間に止めた感じです。
2走前の佐賀の時のようにゴールまで馬体を併せた形なら良いのでしょうが……。
気持ちの面はクリアするのが難しいだろうし、年齢的なものも出てきているようにも感じます。
なんとか引退までにもう1勝ぐらいはあげて欲しいところですが。