デビュー戦の体重は4590kg。初戦としては張りがあってきっちり仕上がっていたと思います。
ゲートは入りで少々ぐずったけど、出るのは速くてハナへ行けそうな勢い。
それでも、初戦で競馬を教える意味もあってか、内の馬を行かせて外の3番手の位置に落ち着く。
いつでも先頭へ立てそうな手応えで好位につけて、3角までは理想的な運びでした。
しかし、コーナーで外へ膨れ気味になって、4角では膨れて開けたスペースを2番人気馬に割って入られ一転ピンチに。
直線へ入って立て直され、馬場の外めを追われて伸びてきて、残り1ハロンで2番人気馬を交わし去る。
最後は抜け出して1馬身1/4差の勝利でした。
結果的には完勝でしたが、新馬勝ちは飾ってくれたものの課題も見えた一戦でした。
あのコーナーリングが初実戦だったからということなら良いのですが。
逆に言えば、まだ良くなる余地はあるので、次戦で改善してくれることに期待ですね。
あと、スパッと切れるタイプではなさそうだから、最終的にはもっとスピードに任せる競馬の方が良いかもしれません。
474kgで増減なし。馬体に張りが出て気配は良くなっていました。
今回は調整方法を工夫されたためか落ち着きもあり、パドックでの状態を見て期待値が上がりました。
しかし、スタートでやや遅れて行き脚つかず。
仕掛けられて徐々に挽回して行き、先行した2頭の直後の3番手へ。
勝負所では追われて前を捉えに行き、直線入り口では2着馬と2頭並んで先頭に立つ。
しかし、そこで余力を残していた2着馬がもう一脚使って引き離されて、あとは力尽きて1秒差の5着に沈んだ。
鞍上によるとスタート直後に隣の馬に寄られてリズムを悪くしたとのこと。
それを考慮しても出遅れから挽回するあたり強引だったし、そこからさらに力勝負に行くのは無理があったかも。
距離適性を試す意味もあったレースだったけど、強引な競馬すぎて判断しかねる感じ。
ただ、レース前のテンションに課題を見せていたのが、工夫によってクリアできたのは良かったですね。
今後については、小さな骨瘤も出てるとのことで、年内は休養にあてるようです。
