今週の結果 (トロワゼトワル、京成杯オータムH(G3)を連覇!)

464kgで-14kg。細過ぎるとは見えなかったけど、強行軍だっただけに気になりました。
スタートは五分に出たが仕掛けても進んで行かず、すぐに諦めて後方からの競馬に。
道中は後ろから2番目の位置で動かず、4角は外へ出してほぼ最後方で回る。
これは最下位かなと思っていたら、直線では大外から少し伸びて1.3秒差の14着。

重賞初挑戦はほとんど何もさせてもらえないまま終わりました。
大きく体を減らしてまで重賞に使う必要があったのか疑問が残ります。
右回りが苦手なのかもとコメントが出ていて、それもそうなのかもしれまいけど…。
最初のホームストレッチから行きっぷりが悪かったから回りの左右の問題だけではない気はします。
さすがにここで休養のようで、疲れを癒して自己条件から出直しですね。

昨年ほど速い時計のでる馬場状態ではなく、先行しても残れるかなと不安を感じていました。
464kgで増減なし。気合いの乗った周回を見せ、良いデキをキープできているように思いました。
まずまずのスタートを決めるが、最初は2列目ぐらいにいてハナへ行く構えは見せず。
大外枠からスマイルカナが一気にハナを奪うと、すかさず仕掛けて2番手の位置をとる。
そのまま手応え良く2番手を追走し、先頭を追い上げながら直線へ。
直線半ばで前を捉えにかかるが相手もしぶとく脚を使いなかなか交わせない。
ゴール寸前で馬体があわさり、さらに外からもう1頭並んできて3頭横並びでゴールイン。
僅かにトロワゼトワルの鼻先が出ており、ハナ差で優勝を決めた。

昨年より斤量が3kgも増え、馬場傾向も昨年ほど味方してくれない中、重賞連覇を成し遂げてくれました。
また、この勝利でサマーマイルシリーズのチャンピオンに輝くことができボーナスも獲得です。
昨年はハイペースで鮮やかに逃げ切りでしたが、今年は番手で控えて前残りの流れにして叩き合いを制しました。
昨年にここを勝つまでは好位から安定した競馬をしていた馬で、元々はこの競馬でも対応はできます。
でも、鮮やか過ぎる昨年の勝利で、逃げる競馬から離れられなくなっている感はありました。
それが、昨年ほどの行きっぷりでなかったにしても、ここで控える競馬をしていきなり勝ち切らせるとは。
昨年に続き鞍上の手腕にはさすがと唸らされるばかりです。
夏場を連戦してきたのでこの後は一息入れられます。
ただ、来春で引退期限がくるため、状態をみつつ秋も使っていくことを検討とのことです。
残り少ない現役生活を元気に悔い無く全うして、無事に繁殖入りを迎えて欲しいものです。