先週の結果 (セルヴァンとヴァリアメンテが勝ち上がり、クレッセントムーン3勝目)

  • セルヴァン 12/26(土) 中山2R 2歳未勝利(ダート1800m) 川田将雅騎手 優勝

472kgで+8kg。中1週だけど調教師コメントどおり増えてきて状態は上がっていました。
今回は五分に発馬して、内枠から無理なく3列目の4番手ぐらいの位置をとる。
スローペースで固まった先行集団が横に広がりつつ直線へ。
4角で前に5頭横並びになり直後の2列目にいたので捌けるかと心配になる。
しかし、4角のコーナーリングの勢いのまま一気に外へ持ち出して前を追う。
前列よりワンテンポ遅れた追い出しになったが、外から着実に差を詰めていきクビ差交わして優勝。
4角で躊躇なく大外へ行く判断をした鞍上の手腕が光り、初勝利へと繋げてくれました。
今回はスタートを決められたのも大きかったです。
スローだったのもあって時計は遅いし相手にも恵まれたかもだけど、2歳の内に勝てて一安心ですね。
加えて、レース後コメントで芝長距離に含みを持たせてくれたのも個人的には嬉しいです。

  • ピュアブラッド 12/26(土) 中山3R 2歳未勝利(芝2000m) 吉田隼人騎手 6着

500kgで+8kg。夏以来の競馬で体つきは良くなって、仕上がりもまずまずに見えました。
デビュー戦は大出遅れだったけど今回は五分にスタート。出たなりで中団のインに潜り込む。
勝負所から馬群の内を少し外めへ進路を取りながら差を詰める。
ところが、ちょうど馬群が混みあったあたりへ突っ込んだので少々窮屈になる場面が。
それでも、進路を変えながらじりじりとは伸びて1.8秒差の6着。
スパっと伸びそうな勢いはなかったので、スムーズでも良いとこ5着争いだったとは思います。
とは言え、大出遅れから見せ場無しの新馬戦から考えればだいぶ内容のあるレースでした。
気性面から安定して走れるかは疑問が残るけど、これならいずれチャンスが来る可能性はありそうです。
切れる感じはないのでダートでも良いかもしれません。

460kg。パドックでは鳴いたりしていたようですが、体はまずまず仕上がっていました。
返し馬の映像では、弾むような軽いフットワークに好感を持ちました。
だいたい五分のスタートを切って、無理せず控えて中団馬群の内。
ゆったりとしたペースで固まった馬群となり勝負所まで動けず。
4角へ入って少し位置を下げてスペースを確保し、外へ持ち出しつつ追い上げ開始。
直線では大外から目立つ脚色で伸びてくるも、楽なペースで逃げた馬の脚色が鈍らず。
これは届きそうにないけど、良い脚は見せて悪くない新馬戦かなと思って見ていました。
ところが、そこから更に伸びを見せて先頭に肉薄し、鼻面を並べたところでゴール。
僅かにこちらの鼻先が出ており新馬勝ちを決めてくれました。
逃げ切り態勢だったところを一気に差し切るところまで持ってくるとは。
トップスピードでのフットワークが1頭違っていたし、着差は僅かでも見所のある新馬勝ちでした。
5月生まれで伸びしろも大きそうだし今後の楽しみが広がりました。
完成するまでじっくりと使って行って欲しいですね。

468kgで増減なし。思ったいたより出来ていたし、陣営の思惑どおり落ち着きもありました。
スタートで幾らか出遅れ。そのまま控えて後方から。
少頭数なのに激しい先行争いになって縦長に。勝負所からは気合をつけつつ外を追い上げる。
直線で大外から良い伸びを見せて前を行く1番人気の馬を交わす。
しかし、その間に後方待機から馬群の間を抜けてきた勝ち馬に抜け出されてしまう。
ゴール前で外から勝ち馬に迫ったもののクビ差及ばず2着でした。
勝ち馬とは通ったコースだけの差といった感じで惜しい2着でしたね。
課題の気性面では、落ち着いてレースに臨めて道中の折り合いも問題ありませんでした。
ただ、予想外のハイペースだったので、折り合いに関してはあまり練習にならなかったかも。
今度はマイルに伸ばしてみて折り合いがつくか見てみたいですね。

436kgで増減なし。見た目は変わらず悪くない仕上がりでした。
少し外へヨレながらも五分には出て3列目のインの位置取り。
ラチ沿いをキープして2列目で直線へ向き、しばらくはジリジリ伸びて2列目の一線の中。
直線半ばでは脚色が鈍って後続に飲み込まれてしまって1.0秒差の9着。
ほぼロスなく立ち回って最後に伸びを欠いたので、一気の距離延長が響いた形でしょうか。
結局、マイルぐらいが丁度良いんですかね。
それだと募集当時の自分のイメージ通りなんですが、3走費やしてて回り道してる感はあります。
どちらにしても、瞬間的な脚はなさそうなのでダートでも良い気もします。

438kgでデビュー。体つきは丁度良い感じに見えました。
まずまずのスタートを切って軽く仕掛けられるも、他の出脚が良くて中団の位置に。
道中からやや手綱が動き気味の追走で、先行馬群からはやや離れた中団の前。
勝負所から先行馬群の後ろに追い上げて直線へ。
直線では外からじわじわ伸びたが、前と脚色の差はなくて流れ込む形で1.1秒差の7着。
デビュー戦はピリッとした脚は見せることはできずの内容でした。
さりとて、全くどうしようもないという感じでもないのですが。
道中から追っ付け気味でクビを下げての追走となり、脚が溜まっていない印象でした。
この感じだと、1ハロンか2ハロン距離を延ばして、道中脚を溜める競馬で見てみたいですが。

  • クレッセントムーン 12/27(日) 中山9R ベストウィッシュC(2勝C)(ダート1800m) 横山武史騎手 優勝

512kgで+6kg。増えていたけど太目感はなく張りがあって良く見せました。
大外枠からまずまずのスタートを切って、軽く仕掛けて先行争いの直後の3番手の位置。
ゆったりとしたペースで流れる中、外の3番手で折り合いもついていました。
4角手前から仕掛けて差をつめていき、直線入り口で先頭。
直線で1頭だけ追いすがってきたけど、最後まで伸びは鈍らずに1馬身差で押し切って優勝。
展開も向いたように思うけど危なげなく勝ち切ってくれました。
鞍上もそつなく乗ってくれて文句のつけようのない騎乗でしたね。
時計勝負にならないこの時期の中山コースもやはり合いそうです。
このまま中山開催でもう1戦して欲しいけど、年明けの登録状況を見ると難しそうですかね。