先週の結果 (アンティシペイトがオホーツクS優勝でオープン入り!)

  • グランパドゥシャ 8/28(土) 札幌2R 2歳未勝利(芝1200m) 池添謙一騎手 7着

424kgで-2㎏。体つきは仕上がってるけど、引き手に顔を向けて歩き集中力には欠ける印象。
スタートは五分に出て、出して行って3頭雁行の外(3番手)。
外々を回りながらそのままついて行ったが、4角手前で既に手応えが怪しくなってくる。
直線入り口で内の馬が外へ持ち出してくると、外へ逃げる感じであっさり進路を譲る。
そのあとは伸びを欠いて1.6秒差の7着で流れ込んだだけ。
元々、前走2着でも内容はそこまで良くないので、惨敗もあり得るとは思っていました。
ただ、時計的に前走分も走れてないから、力を出し切ったものとも思えません。
道中から他馬を気にし過ぎている感じで、ブリンカー等を着けて逃げに徹する方が良いのかも。

444kgで+8kg。牡馬にしては小柄ですが、張り艶が目立ち好気配でした。
まずまずのスタートから軽く出して行って、3頭雁行の一番外を追走。
道中はやや追っつけながらの追走になり、それでも4角では逃げた馬に並びかけていく。
しかし、直線入口で相手に盛り返されるともう一伸びはなく、勢いよく差してきた1頭にも交わされて3着。
鞍上によるとずっと手前を替えずに走っていたとのこと。
右回りは初めてではなかったし、小回りコースで外々回ってリズムが合わなかったのか。
あるいは、体格のない馬なので、パサパサのダートだと一枚割引なのかもしれません。
いずれにしても、次は中京開催なので、良績の残る左回りで巻き返しに期待したいです。

  • アンティシペイト 8/28(土) 札幌11R オホーツクS(3勝C)(芝2000m) 横山和生騎手 優勝

502kgで+6kg。相変わらず見栄えのする馬体で、歩様も力強く目立っていました。
スタートで出負け。こうなると出足は鈍い方なので苦しいところ。
仕掛けて馬群の中をじわじわと位置をあげるも、3列目の中ほどまで挽回するので精一杯。
道中は馬群の中で身動き取れず、3角過ぎでは上がっていく外の馬を一旦やり過ごしてスペースを作る。
そのスペースを利用して4角では外へ出して捲って行き、かなりコースロスをしながら直線へ。
直線では大外から着実に伸びてきて、ゴール前で内の馬群をねじ伏せるように1馬身抜け出して優勝。

3勝クラスで足踏みを繰り返していたものの、これで待望のオープン入りです。
切れるタイプではないので、道中の位置取りを見て絶望していました。
しかし、直線勝負では分が悪いと感じた鞍上が、早めにエンジンをかけて捲る手で勝利に導いてくれました。
ただ、3勝クラスとしてはやや小粒なメンバー構成だったから、なんとか間に合ったという印象もあります。
もっとも、より長い距離で先行してこそ持ち味が生きる馬なので、オープンでも条件次第で楽しめると思います。
この後は一息入れられ、アルゼンチン共和国杯などが視野に入れられているようです。

  • カトルショセット 8/28(土) 新潟12R 3歳以上1勝C(芝1400m) 川田将雅騎手 4着

464kgで+6kg。良く見えたけど、いくらか立派すぎるぐらいかもとも思いました。
大外枠からダッシュ良く先行争いに加わり、外の2番手をキープ。
そのままの位置で余裕の手応えで直線へ向く。
ところが、手応えのわりにいつものじりじりした伸びで、逃げた馬は交わしたが後続に差されて0.1秒差4着。
切れないのは分かっているので、内回りだと4角で先頭ぐらいでないと粘りこめるシーンが浮かびません。
東京1400mなら楽に先行できて勝ち負けできるけど、他のコースだと1400mでは勝つまでは厳しい感じ。
距離延長して道中にリードを築ければ、もっと勝利に近づくんじゃないかというのが前々からの思いです。
権利も得たので、手始めに中山のマイルあたりから試してみたらと思うのですが、例によって天栄へ放牧。
また、東京開催まで間をあけることになるのでしょうか…。

  • マグマオーシャン 8/29(日) 新潟5R 2歳新馬(芝1600m) C.ルメール騎手 2着

初戦の体重は488kg。馬っぷりよくパドックで目立つ1頭でした。
スタートではっきりと出遅れ。ただ、内枠を利してすぐに追い上げて、馬群の中の4,5番手へ。
そのまま位置をキープして、直線入口で外へ持ち出して手応え十分のまま前を追う。
ところが、先行して抜け出した勝ち馬も伸びが鈍らず、こちらは追い出されてフラフラと蛇行。
結局、差を詰めることは叶わず2馬身半差の2着どまりだった。
出遅れたのもあるけど、スムーズな競馬をした勝ち馬のスピードに及ばなかったという印象でした。
それでも、2着は余裕で確保したので初戦としては悪くなかく、勝ち上がりは意識できる内容かと思います。
ただ、陣営が息まいていたほどには切れ味はない感じはして、当初のイメージ通りのパワータイプかも。
脚元の不安をとやかく言われがちな馬なので、じっくり使って行ってくれればと思います。

472kgでー2kg。骨折で長期休養明けですが、見た目は数字通り仕上がっていました。
スタートはやや遅めも、出して行って先行集団の中で4番手あたり。
それほど早い流れでもなく位置も悪くなかったけれど、直線入口では既に上ずったような走りに。
そのあとは伸びを欠いて馬群に沈み0.9秒差の14着と大敗。
大負けはしたけど着順ほど着差はついてないし、長期休養明けとしては悲観するほどではないと思います。
鞍上も久々の分とのコメントで、使われて良くなってくるとは思います。
ただ、大目標が5週間後ということを考えると、そこまでにベストに戻るのは難しい気はしますね。
まずは復帰できたことを喜びつつ、来春へ向けて調子を取り戻していくのを見守りたいといった感じですね。