今週の結果 (菊花賞は惨敗に終わるも、1勝Cで3勝をあげる)

  • ピースオブエイト 10/22(土) 東京11R 富士S(G2)(芝1600m) 三浦皇成騎手 4着

466kgで+8kg。張りがあって前回以上の出来に見えました。
大外から五分に発馬するも、軽く促すぐらいだと最初は行き脚つかず中団の後方から。
段々と行きっぷりが良くなって、鞍上が引っ張り切りで抑えて後方の位置のまま。
後方のまま直線へ向き、外へ出されてまずまずの伸びを見せる。
しかし、実績上位の3頭による叩きあいには加われず0.4秒差の4着まで。
上位争いには食い込めなかったけど、マイル戦でも末脚は通用しそうな感触は得ました。
もうちょっと位置を取れればもっと良い結果だったかもしれません。
ここ2走の結果でマイル~1800mに適性があるようですね。
ただ、マイルか1800mの重賞となると年内には適鞍がなく、重賞に使うなら京都金杯になるでしょうか。

  • シュルレアリスト 10/23(日) 新潟3R 3歳以上1勝C(ダート1800m) 和田竜二騎手 優勝
  • リトルポピー 10/23(日) 新潟3R 3歳以上1勝C(ダート1800m) 武藤雅騎手 7着

シュルレアリストは440kgで+8kg。ふっくらして状態は戻っている感はありました。
リトルポピーは464kgでー2kg。馬体の状態はキープできていましたが、発汗は若干目立ちました。
揃った発馬からリトルポピーは軽く促して最初は2番手に。シュルレアリストは1列後ろの位置。
しかし、1角までに外から上がってくる馬がいると、被されるのを嫌ってかリトルポピーはハナへ。
ゆったりとしたペースで逃げて、シュルレアリストは2列目の外で3、4番手につける。
3角からリトルポピーが引き離しにかかり2馬身ほどリードをとって直線へ。
ところが、直線へ向いて早々にリトルポピーは失速。(そのまま沈んで1.5秒差7着)
替わって追っ付けながら外から上がって行ったシュルレアリストが抜け出し、3馬身差で優勝。

シュルレアリストは要所で気合いを入れられながらも最後までしっかり走りきりました。
競走意欲が落ちているようなここ2戦でしたが、復調気配を感じるレースになりました。
時計的に物足りないので昇級して即通用するかは微妙だけど、徐々にクラス慣れしてくれればと思います。
リトルポピーの方は逃げたのが失敗でした。
1頭になると止めてしまう悪癖があるので、後続を引き離した時点でダメでしたね。
前に目標を置く形ならここまで負けることはないと思われ、次戦で巻き返して欲しいものです。

  • メイクアスナッチ 10/23(日) 東京6R 2歳1勝C(芝1400m) 戸崎圭太騎手 優勝
  • ハーエクセレンシー 10/23(日) 東京6R 2歳1勝C(芝1400m) 石橋脩騎手 2着

メイクアスナッチは430kgでー8kg。体は引き締まって良さそうで、パドックでは大人しく見えました。
ハーエクセレンシーは424kgで+12kg。馬体増は全く問題なし。程よい気合いのりでの周回でした。
ハーエクセレンシーは枠入り後、急にテンションが上がって、立ち上がる素振りを繰り返す。
案の定、スタートで出遅れて後方からの競馬に。
一方、メイクアスナッチは好発から抑えきれない手応えでハナへ。
手綱を抑えてなだめながらの逃げになったが、誰も突いてこなくて楽なペースな逃げに。
短距離としては遅いペースで逃げられたので、直線でも余力十分に後続を引き離し快勝した。
出遅れて後方からの競馬になったハーエクセレンシーは、位置を上げられないまま直線へ。
直線では大外へ持ち出して良い脚を見せたが、メイクアスナッチも止まらず1馬身1/4及ばす2着。

メイクアスナッチはこれでデビューから2連勝。
今回は展開に恵まれた面は大きかったけど、内容的には完勝で直線の足取りも確かでした。
行きたがる気性なので、これ以上の距離延長に対応できるかは微妙でしょうか。
レース後に騎手が下馬したので心配されましたが、今のところ故障ではないようでホッとしています。
ハーエクセレンシーは出遅れなければという惜しい2着。
ダイワメジャー産駒としては先行力に乏しいものの、その分らしからぬ末脚は持っていますね。
ゲートで暴れてしまったので、その点の修正や気性面の成長が鍵となりそうです。

  • インテグリフォリア 10/23(日) 東京7R 3歳以上1勝C(牝)(ダート1600m) 北村宏司騎手 12着

480kgで+4kg。長期休養明けにしては仕上がっていたし、馬っぷりは負けてない印象でした。
まずまずのスタートから先行。外から主張してくる馬がいたので2番手に控えて追走。
直線では離れた2番手から前を追うが、残り2ハロンから徐々に脱落して3秒差の12着。
最初は気負い気味に見えたけど、次第に落ち着いて追走できていました。
それであんなに早く止まってしまうので、距離が長いのでしょうか。
もっとも、長期休養明けだったから、単純に息がもたなかったのかもしれません。
また、転入初戦なので、JRAのペースでの追走が見ため以上に余裕がなかったのかも。
いずれにしても、このままでは厳しいと言わざるを得ず、使いながら変わってくれることを願います。

  • プロミストウォリア 10/23(日) 新潟8R 3歳以上1勝C(ダート1800m) ★今村聖奈騎手 優勝


528kgでー2kg。1年以上の休養を経ていた割にまずまずの仕上がり。
五分の発馬から、あまり促し過ぎずにじわっと先行。
内枠を生かして1角で先頭にたつと、道中は1馬身程度のリードを保って淡々と逃げる。
3角から早めにスパートして3馬身ほど離して直線へ。
直線でも脚色は衰えず、目一杯追わなくても5馬身突き放して楽勝で2勝目をあげた。
やはりこのクラスでは力が一枚上で、スムーズに逃げられた時点で勝ちが決まりました。
1角で逃げに持ち込むまで無理が全く無かったのが良かったと思います。
能力的にはまだまだ上を目指せる器なのは間違いなく、あとはレース後の状態が気がかりです。
ここまで3走して漏れなくレース後に骨折判明しているだけに、今回こそは順調に次走を迎えて欲しいものです。

  • カーディナル 10/23(日) 東京10R 甲斐路S(3勝C)(芝2000m) 津村明秀騎手 2着

504kgで+10kg。馬体はふっくらして好印象で、落ち着きもあるように見えました。
五分のスタートからじわっと先行し、逃げた馬の後ろ2番手につける。
逃げ馬がどんどんペースを上げて行き、その2馬身後ろをなだめながら追走。
結果、2頭で後続を離して引っ張る形になって、そのままの隊列で直線へ。
直線では馬場の中ほどへ出され、残り150mあたりで逃げた馬をかわして先頭にたつ。
しかし、1番人気の馬が迫ってきて残り50m付近で差されて2馬身差の2着。
ちょっとペースが上がり過ぎて最後まで持たなかった感じでしたね。
それでも、2番手でなんとか我慢して追走できたのは、今までの競馬からすると収穫でした。
馬具を試したり工夫をしてきたのが少し実ってきたので、今後の展望が開けてきた一戦になりました。

472kgで増減なし。久々に目の前で見ましたが、随分馬体の張りなど良化していると感じました。
ただ、終始、引き手を頼るような仕草を見せていたのは気になりましたね。
ゲートは五分に出たが、外枠から出脚は一息で中団からの競馬に。
道中は中団の外を追走し、2周目の3角過ぎから外を徐々に押し上げていく。
ところが、4角を回りきる頃にはもう失速気味で、あとは流れ込んだだけの3.8秒差15着に終わった。
鞍上によると1周目でゴールだと馬が勘違いしたとのこと。
どちらにしても、あれだけ早く失速しているのでは、距離が長過ぎたのは間違いなさそうです。
適距離でG3までなら通用するところはもう見せているから、また中距離で出直しですね。