セレクトセール2006 二日目結果

二日目の今日は当歳セールです。
昨日の一歳セールも売れ行き良好でしたが、やはり本命はこちらでしたね。
歴代の最高価格落札馬も飛び出しました。


では、本日の高額落札馬を紹介します。価格5000万円以上を抽出。
上場番号はブラックタイプ(.pdfファイル)と、上場馬名は落札時の画像とリンクしてあります。
価格は税抜き価格。購買者は敬称略。

順位 番号 上場馬名 性別 価格 購買者
1 271 トゥザヴィクトリーの2006 キングカメハメハ 6億円 グローブエクワインマネージメント(有)
2 215 ブルーアヴェニューの2006 フレンチデピュティ 3億円 ダーレー・ジャパン(株)
3 307 ガゼルロワイヤルの2006 アグネスタキオン 1億5200万円 多田信尊
4 300 マストビーラヴドの2006 スウェプトオーヴァーボード 1億4000万円 ダーレー・ジャパン(株)
5 278 ファンジカの2006 ネオユニヴァース 1億2000万円 関口房朗
6 323 ディボーステスティモニーの2006 Fusaichi Pegasus 1億円 関口房朗
6 324 スーアの2006 シンボリクリスエス 1億円 グローブエクワインマネージメント(有)
8 249 シンディの2006 ダンスインザダーク 9600万円 関口房朗
9 298 レディータイクーンの2006 フジキセキ 9200万円 グローブエクワインマネージメント(有)
9 318 レッドヴェルベットの2006 タイキシャトル 9200万円 多田信尊
11 331 リアルナンバーの2006 キングカメハメハ 9000万円 金子真人HD(株)
12 235 イフティラースの2006 Fusaichi Pegasus 8700万円 (株)RRA
13 291 レディアップステージの2005 Fusaichi Pegasus 8600万円 金子真人HD(株)
14 334 フライトオブエンジェルスの2006 クロフネ 8200万円 島川隆哉
15 218 パレイシャルアフェアの2006 ブライアンズタイム 8000万円 (株)グランプリ
16 229 クリックヒアの2006 ウォーエンブレム 7000万円 (株)ダノックス
16 252 セメイユドゥヴォンの2006 Rock of Gibraltar 7000万円 市川義美
16 289 ビーチフラッグの2006 キングカメハメハ 7000万円 金子真人HD(株)
16 315 サイレントプレアーの2006 ティンバーカントリー 7000万円 島川隆哉
20 245 アルゼンチンスターの2006 ネオユニヴァース 6800万円 島川隆哉
20 293 エスユーエフシーの2006 ダンスインザダーク 6800万円 野田みづき
22 268 レスリーズラブの2006 Tiznow 6600万円 島川隆哉
23 281 ハリウッドレヴューの2006 ダンスインザダーク 6400万円 (株)ダノックス
24 301 ラグナセカの2006 Smarty Jones 6400万円 市川義美
25 261 ブライダルスイートの2006 シンボリクリスエス 5800万円 多田信尊
26 219 シシーダルザスの2006 Vindication 5400万円 多田信尊
27 339 ビバノンノの2006 スペシャルウィーク 5100万円 (株)ダノックス

まずは、話題の最高価格落札馬。消費税だけで3000万円。
えーっと、6億の牝馬の元を取る方法を教えて下さい。
牡馬ならGI複数勝って、種牡馬入り時にシンジケートを組むほどになればペイ可能だと思いますが、
繁殖価値も高いとはいえ、牝馬では相当難しいように思います。
購買者は多田信尊氏のエージェント会社なので、実際のオーナーは誰なんでしょう?


また、トゥザヴィクトリーを含め、繁殖牝馬として結果をそれ程出していない馬が多数上位に見えるように思える。
正直、大丈夫かなぁという漠然とした不安を感じるメンバーだ。
サンデーサイレンス亡き今、値段ほどに活躍馬が出る確率に差が出るとも思えず...。
まぁその不安が的中していたら、数年かけて値段も落ち着いてくるのでしょう。


アドマイヤの近藤利一氏は、今日も5000万円以上の落札は無し。
3000〜5000万円の範囲で5頭購入。
今までの派手な買い方からすると物足りない気もしますが、1頭あたりの予算を決めて臨んでいたのですかね。
金子真人氏も落札馬を見る限りでは、1億以下ぐらいで予算を決めていそうな雰囲気。
こういう買い方こそが賢い買い方なのだろうとは思います。


5000万円以上で落札された27頭のうち、24頭は社台グループ生産馬。
寡占状態は当歳市場も同じでした。
残りの4頭中3頭は千代田牧場の生産。日高の中で孤軍奮闘。
それにしても、社台グループは今日は主取り無し?
一旦、主取りになった後で再上場されていた馬はいたように思うけど、それにしても売れ過ぎ。
一番高い馬を除くと牝馬は軒並み安めで、牝馬で2番目の価格はタイキダイヤの娘の3500万円になります。


あと、昨日、ダーレーが日本産馬を購入するのは馬主登録への近道だと書きましたが、
あれは日本産馬を買うことで日本の生産者に金を落とすことで、
生産者が馬主登録に反対できない流れを作ってしまおうという意図だったんです。
だけど、社台の高馬を買ってばっかりじゃ、かえって他多数の反感買いかねませんね。