税務処理の件

社台のパンフレットが届いた頃は自宅のPCが完全に沈黙していたので話題に乗り遅れたが、税務の件。
赤字馬の引退時を除き損益通算できないので、年によっては確定申告しても不相当に還付を受けられない恐れがあるのと、
月々の配当額が下がってしまうのは痛いが、年間トータルで見れば1頭単位では大きな差異は出にくいシステムとなった。


ただ、やはりというか、ラフィアンと社台で扱いに差が出ている。
JRAからクラブ法人へ賞金が出る際に源泉徴収されている税金を、
社台は還付した分を会員への分配対象とするのに対し、ラフィアンではそれをしない形だ。
もともとパススルー形式だった社台では、この還付分は会員に帰属する扱いだった。
対するラフィアンは会員帰属とせず配当しない扱いだったので、こちらも従来と変わりは無い。
要はこの点では両社とも従来とトータルでは変わりは無いのだが、
社台が配当する形で先行発表した形だったので、ラフィアンが追随するかが注目だった。


今回の取り扱いの変更に伴って、
社台は維持費が毎月実費精算になり(ラフィアンは従来から実費精算)、
ラフィアンでは副賞を換金して会員に分配(社台では従来から会員に分配)になるなど、
両社の方式は差が少なくなって、かなりの部分が統一化された。
ただ、それだけに、このJRA源泉税分の扱いだけラフィアンが出遅れた感がある。
もっとも、クラブ法人の営業手数料は社台が3%、ラフィアンが重賞以外で2%と差があるので一概には言えないのだが。


あと、この方式を理解すれば、補償を安い馬に適用すると源泉され易くなってしまうのは容易に腑に落ちるところで、
ラフィアンからの説明書きにも補償を充当する馬をよく考えて決めろよと書かれているけど、
我々みたいな年に複数を購入する中毒患者のためにも、せめて按分充当も選択できるようにして欲しいところ。
その方がリスクの分散になるし。もちろん任意の額を充当できるようにしてくれれば一番良いのだけど。
それが可能にならないと、どうしても補償額より高い馬を購入する方向になっちゃう。
ラフィアンは申込用紙からして不可能ぽいが、社台はどうなのだろう?


ま、この機に補償制度自体を見直すのも手だと思うんですがね。