今週の結果(ダンサールとヴィグラスファイアが初勝利!)

  • ダイアトニック 2/17(土) 東京6R 3歳500万下(芝1600m) C.ルメール騎手 4着

初の長距離輸送でしたが増減なし。映像ではテンションも前回よりは高くないように思いました。
ゲートを五分に出て、無理なく5番手あたりを取る。
道中は若干行きたがっているようにも見えましたが、概ねはスムーズに追走できていました。
外から先行2頭に迫りながら直線へ向き、追い出されて勝ちパターンかと思いましたが……。
追われても前と同じ様な脚色で先行2頭を捉えきれず、ゴール前では逆に差してきた1頭に交わされて0.3秒差の4着。
小差の競馬ができて昇級戦としては悪くありませんが、期待が大きかっただけに物足らないというのが正直な感想。
鞍上からはまだ馬体が太いとのコメントが出ていましたが、それだけが原因なのか。
ペースに恵まれるかガチガチに抑えない限り、距離が微妙に長い可能性もあるかもなと思いました。

荒れた馬場に加えて、パドック周回前から日差しはあるのに霙も降り出してレース前から好走できる条件が皆無に。
好走する姿が全く想像できなかったし、怪我だけはしないでくれと思いながら見守っていました。
体重は+10kgでも太くは見えないし、見た目に体調が悪そうには見えませんでした。
いつも通りゲートは速く、すぐ内の馬を前に行かせて2番手につける。
そのままの位置で直線へ向くと、直線入り口で突き放されてしまい、もうその時点で手応えがありませんでした。
明確な敗因はありませんが、精神的なものなのか、あるいは騎手がレース後に述べた時期的なものなのか。
冬場が駄目なのは以前にも外厩での見学時に指摘を受けていたしあり得る話です。
実際、3歳の年明けの京都では、500万下すら2戦して勝ちきれませんでしたし。
その話が頭にあったから、ここ2回のレース選択には納得がいかないものがあるんですよね。
個人的には、オパールSの後は間隔をあけて阪神Cから宮記念直行を希望していたし、今回も阪急杯の方が良かったのですが。

馬体が絞れているのを期待していたところ、-2kgで見た目にはまだ厚ぼったい。
まずまずのスタートから出して行って2列目の外の位置。
前1頭が離して逃げる形になり、2番手グループの外を追走。
2周目に若干力んでいる場面はあったけど、あとは折り合いも問題なく無理なく追走できていました。
勝負所から前との差をじわっと詰めて行き、4角では持ったままで先頭へ出る。
しかし、良さそうに見えたのもそこまでで、追われても反応なく、直線では続々と差されて大差離された10着。
重賞で自分から勝ちに動いて勝つ力はまだなく、現状での力不足なのは認めざるを得ませんね。
距離もここまで長いのは初めてだったので、慣れれば違うかもしれませんが少々長すぎるのかも。
ただ、条件戦を連勝した舞台は右回りコースなので、コースが違えば走りも違う可能性はあります。

  • ヴィグラスファイア 2/18(日) 東京1R 3歳未勝利(ダート1400m) 田辺裕信騎手 優勝

休み明けで+10kg。全く太くは見えず仕上がりは良さそうでした。
五分のスタートをきって、仕掛けて3列目の外の位置どり。
5番手あたりで外へ出しつつ直線へ向き、直線では3着馬と馬体を併せて逃げた2頭を追う。
じわじわと着実に差を詰めて行き、残り150mあたりで前に並びかけて、ゴール前では他馬を振り切って1馬身半差で優勝。
すぱっとは切れなかったけど長く脚を使って嬉しい初勝利をあげてくれました。
直線の長い東京コースも合っていそうで、距離延長で前めに付けることもできて、条件的にも今までより向いていました。
なお、鞍上によるとずっと手前を替えずに走っていたとのこと。
前から右トモが特に弱いことが指摘されていて、恐らくその影響によるものでしょう。
パンとしてくればもっと脚を使えるようになると思うし、その意味でも1つ勝てたことは大きいですね。

  • ダンサール 2/18(日) 小倉5R 3歳新馬(芝2000m) ☆木幡巧也騎手 優勝

デビュー戦の馬体重は504kg。多少余裕は感じる造りも、大型牝馬としては仕上がっていた方でしょう。
スタートを決めて押して行ってハナへ。
向こう正面でペースを落としマイペースの逃げ。
早めに外から上がってくる馬がいたけど、冷静に徐々にペースを上げて対処できていました。
そのまま先頭を譲らず4角へかかり、直線入り口で数回クビを外へ向けて口向きの悪さを見せていました。
それでも勢いは鈍らず、直線半ばではむしろリードを広げて勝負あり。
最後は1馬身3/4差をつけて危なげなく逃げ切りました。
骨軟骨種の手術を経てデビューの遅れていた馬なので、新馬戦に間に合って勝利できたことに喜びもひとしおです。
それも、思い切って逃げたことで展開に恵まれた面はありますが、メンバーの揃った新馬戦で余裕のある勝ち方を見せてくれました。
一瞬の切れ味というよりは長く脚を使うタイプに見えたので、中距離以上で先行する競馬が向いていそう。
樫の舞台にはまだ間に合う余地はあると思うし、今後が楽しみになってきました。