いつも拝読しているSouthendさんとこで、上記エントリーに気になった点が。
(注:生産頭数自体はグループ全体で多分500頭を越える程度、日本のサラブレッド生産全体の1割にも遠く満たない)
ここなんですが。
私は最近、社台グループの繁殖牝馬名簿を眺めている時等に、
社台グループ生産馬で全体の1割程度には達してきていると感じていたので、ちょっと違和感を覚えたのです。
で、実際の所、どうなの?と手集計で調べてみたのが、以下の表。
年度 | 世代 | 総生産数 | 社台F | ノーザンF | 追分F | 白老F | 社台G合計 | 占有率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2000年 | 7歳 | 8427頭 | 165頭 | 187頭 | 30頭 | 78頭 | 460頭 | 5.46% | |
2001年 | 6歳 | 8565頭 | 202頭 | 203頭 | 31頭 | 86頭 | 522頭 | 6.09% | |
2002年 | 5歳 | 8446頭 | 217頭 | 223頭 | 29頭 | 100頭 | 569頭 | 6.74% | |
2003年 | 4歳 | 8242頭 | 231頭 | 241頭 | 29頭 | 81頭 | 582頭 | 7.06% | |
2004年 | 3歳 | 7975頭 | 247頭 | 267頭 | 31頭 | 94頭 | 639頭 | 8.01% | |
2005年 | 2歳 | 7696頭 | 274頭 | 291頭 | 36頭 | 107頭 | 708頭 | 9.20% | |
2006年 | 1歳 | 7325頭 | 241頭 | 303頭 | 36頭 | 113頭 | 693頭 | 9.46% |
元データは、日本軽種馬協会発行の全国馬名簿。
ノーザンFには、有限会社ノーザンレーシング名義の生産馬を含む。
うむ。見事に総生産数の減少と逆行して、社台グループの生産数は増加して行っています。
2006年は微減していますが、誤差の範囲かと。
好成績に後押しされてか、特にノーザンFが右肩上がりに増加していますね。
白老Fと追分Fはあまり変化がありません。設備面の問題かな。
で、現役世代までの生産占有率は、Southendさんの書かれているとおり、1割に近いとは言えない。
私の方は2005年以降の繁殖牝馬名簿で形作られた感覚だから、1割近いというのも間違っていない。
あー、労の割につまらん結論でした。
それにしても、もう2007年にも1割超えるかもしれませんね。これは。
恐らく、JRAへの入厩数を分母にしたら既に1割を超えているでしょうが。