追分ファームリリーバレー施設見学

この日にリリーバレーにも寄ったのだけど、出資する2歳馬は2頭とも本州へ移動済み。
移動した2頭のお話だけでもお聞きして、あとは改めて調教施設を見学してきました。

↑事務所内から見る坂路の終点。
事務所が丘の上に建っており、そこへ向かって坂路(1,020m、ウッドチップ)が伸びています。
自然の丘の傾斜を利用して作られていて高低差36mとか。
坂路を上ってくる馬の走りを、事務所の室内から眺めることができるようになっています。

↑事務所のテラスから見た周回コースと厩舎群。
一から設計・造成された施設だけあって、厩舎やコースの配置が機能的な印象ですね。
調教厩舎は31馬房のものが4棟(内2棟はまだ工事中)あり、まだ増設の可能性もあるようです。
他にイアリング用の厩舎が1棟(36馬房)あり、放牧地もだいたい完成しているようでした。
ただ、まだ1歳馬は入厩しておらず、今年のツアーも追分の本場の方での展示になるだろうとのこと。
今後はイアリングに関しては、リリーバレーと本場の併用になる予定だとか。

↑周回馬場の内部。どちらもダートコースです。
左の写真が外回りコースで砂厚13cm(今は砂を足したところなので14cmぐらいあるかも)の一周1,000m。
右が内回りコースで砂厚15cmの一周600m。
どちらもかなり深かったです。深いのでボロ拾いもバギーで行くとのこと。
京都等の競馬場のように、外回りと内回りが走路の一部を共用する形でなくて、
外回りコースの内側に内回りがあって、それぞれ独立したコースになっています。
それゆえ、両方で同時に走らせることも可能なのだとか。

↑内回りコースの方がだいぶ小さいので、外回りコースの内側にはまだ余ったスペースがあります。
そこには角馬場があり、練習用のゲートも置いてありました。
背景の奥に見えているのは坂路コースです。