すぐに代替開催を2日間設けるのは難しいということでしょうか、
また既定の番組をずらすわけにはいかないというのもあるのかもしれません。
とりあえず、次開催(2回札幌、4回中山、4回阪神)に未勝利戦が増設されます。
増設数は21レースで、各競馬場の3歳以上500万下計19レースと、札幌の2歳500万下を2つ削ることで、
総レース数は帳尻あわせをする模様です。
中止された開催の分と未勝利戦の数を比較すると、下記の表のとおり。
札幌 | 新潟/中山 | 小倉/阪神 | 合計 | |
8/18,19の中止分 | 6 | 7 | 8 | 21 |
今回増設分 | 8 | 6 | 7 | 21 |
未勝利の勝ち上がり頭数自体は変化がないことになりました。
札幌が2レース純増しており、滞在馬房を持っている厩舎にとっては朗報でしょう。
逆に関東は、ただでさえ未勝利馬が多く溢れているだけに、救済にならないかもしれません。
また、この影響で、向こう1ヶ月3歳以上500万下は登録多数で出られないケースが続発しそうに思います。
2歳500万下を廃止したのは、道営等からの遠征が計算できないだけに正解でしょう。
あと、ちょっと解釈に悩むところがあって、
1.3歳未勝利競走の出走資格について
3歳未勝利競走については、出走資格を限定しない通常の3歳未勝利競走として施行いたします。
3.一般事項の一部変更について
一般事項IX−1−(3)−ハの項目を削除。
(第4回中山競馬、第4回阪神競馬、および第2回札幌競馬の平地の未勝利競走に出走した3歳の未出走馬および未勝利馬も、特別出走手当は全額交付とします)
この2点は、2回札幌、4回中山、4回阪神開催に行われる全ての未勝利戦に適用になるのでしょうかね?
それとも、最初の1週だけとか、はたまた増設された21レース分だけでしょうか?
文理解釈では開催全体に適用になりそうに読めますが...。
私としては特に出走資格の点で、開催全体に適用される方が有り難いのですが、
ちょっとムシが良すぎる気もしないでもないかな。
もっとも、次開催目標の未勝利馬の中に外厩にいる馬が多数存在することを考えると、
JRA所属馬の移動制限解除がいつになるかが重要。
ただ、この段階でパッチを当てることを発表してしまうということは、
JRAとしては向こう1週間程度で解除の見込みということなのかもと思ってみたり。