ルヴァンスレーヴが世代の頂点に (ジャパンダートダービー(Jpn1)優勝!)

弾丸遠征で現地観戦してきました。
初めて在厩調整で短い間隔での出走となりましたが、馬体重は+2kgで馬体の張りは好状態をキープ。
ただ、いつもより前捌きは硬めに感じました。


スタートは最内枠から頭一つ遅れぐらいで、ルヴァンの過去のスタートの中ではマシな方でしょう。
最初から出して行く気はないようで控えて後方から。
一旦は後ろから3番手まで下がるも、これで外へ出せるスペースは確保。
動き易い位置を取るためにそうするだろうと予測していましたが、ちょっと後ろ過ぎないかと若干心配に。
向こう正面で少しポジションを上げて中団馬群の外の位置へ。
この時、直前にドンフォルティス、グレートタイム、オメガパフュームが並んでおり、悪くない隊列かもと思いました。
4角手前からは全体にペースアップして、ルヴァンも追い出されて大外から差をつめて行く。
密集した馬群でかなり外を回らされていましたが、前のライバルたちに並びかけつつ直線へ。
前半の緩いペースを利して、逃げたテーオーエナジーが抜け出していたけど、残り1ハロン付近では交わせそうな勢い。
その脚色のままに残り100mでは並ぶ間もなく交わし去り、後続に1馬身半差をつけて押し切って優勝。


前走に続いて強い内容で重賞制覇を果たし、この世代のダートではトップホースであるところを示してくれました。
ペースが緩かったのもあって着差は1馬身半でしたが、直線の脚色は抜群で着差以上に完勝だったと思います。
心配された最内枠も、鞍上の馬の能力を信じた騎乗に導かれてクリア。
ロスの大きな競馬でしたが、結果的に能力が違ったとしか言い様がありません。
右回りも無難にこなしてくれたし、距離延長も問題ありませんでした。
(鞍上からは左回りの方がスムーズというコメントあり。距離に関しては元々心配していませんでしたが。)
毎回こちらの想像を上回る走りを見せてくれる偉い馬です。
次からは古馬との対戦になり、さすがに壁は厚いと思います。
それでも、関係者が良くなるのはまだ先と口を揃える本馬ですから、一段と成長して古馬の壁も破ってくれると期待します。
今回初めて詰めて使ったので反動もあると思うし、まずは秋に向けてゆっくりと充電してもらいたいですね。