今週の結果 (ヴェルトライゼンデが日経新春杯(G2)制覇 ポルカリズムも新馬勝ち!)

474kgでデビュー。すらりとしてあか抜けた馬体を見せていました。
後ろ重心でスタートしてしまい出遅れ。しかし、すぐに行き脚はついて中団につける。
馬群の中で徐々に前との差をつめていき、手応えよく2列目の位置で直線へ。
直線へ入ると、外の馬を押しのけるように馬群の外へ出され、大きなアクションで伸びを見せる。
先に抜け出した2着馬にしぶとく粘られたが、ゴール寸前で差し切って頭差で新馬勝ち。
スタートは今一つだったけど、それ以外は上手く流れに乗れてセンスのある走りを見せてくれました。
鞍上によると追い出されて集中し切れない面はあったようで、その辺りは改善の余地があるでしょうか。
いい意味で遊びもありそうだから、今のところ姉のラヴォルタより距離も持ちそうで今後が楽しみです。

  • シンシアリダーリン 1/14(土) 中京9R 渥美特別(2勝C)(芝2000m) 松山弘平騎手 7着

450kgでー4kg。体重減とか聞いていたのと違う…。馬体の張りや毛づやは一息で休み明けという感じでした。
パドックではホライゾネットを装着しており、いつもよりは多少チャカつく面はマシだったかも。
スタート直後から重馬場に脚を取られてのめっており後方から。以降ものめっている様子でした。
直線ではそれなりの伸びは見せたものの、前とそう差のない脚色で着順を上げるには至らず1.2秒差で7着。
以前に何度か重・不良で走った際は、ここまでのめって話にならないということはなかったのですが。
休み明けで体が出来上がってなかった分の影響でしょうか。
何にせよ心房細動明けだったので、ここを使って次で状態を上げて行けるかどうかですね。

  • ラヴォルタ 1/14(土) 小倉12R 4歳以上1勝C(芝1200m) B.ムルザバエフ騎手 6着

500kgで+4kg。研ぎ澄まされた感じはなかったけど、悪くはない仕上がりに見えました。
スタートで1馬身ほど出遅れ。出して行って挽回を図るものの3列目の位置を取るのが精一杯。
そのままの位置で直線へ向き、馬群の内をじわじわ伸びたが0.4秒差の6着まで。
切れる脚はないので先行したいところでしたが、出遅れてプランが全て狂いました。
最後まで投げずに走れただけに、スタートを決めていればと思ってしまいます。
僅かな差で権利も逃して、開催が進んで馬場悪化すると合わないので、この後は放牧になるかもしれません。

  • ラクルティアラ 1/15(日) 中京4R 3歳1勝C(ダート1200m) M.デムーロ騎手 2着

現地観戦。440kgで-2kg。踏み込みはしっかりしているし、現時点としてはまずまずの仕上がりでした。
ただ、もう少し胸前もトモもボリュームが出てきて欲しいですね。
ゲート入りを少し嫌って、発馬でも1馬身弱ほど出遅れ。
道中は砂を被って嫌がったのか進んでいかず、鞍上の鞭が飛び叱咤されながら離れた最後方を追走。
最後方のまま直線へ向き、厳しい昇級戦になったなと思っていました。
ところが、直線で外へ出されると、目の覚めるような末脚を見せて追い上げて2番手まで上がりゴール。
逃げ切った勝ち馬には3馬身半も差をつけられたけど、脚力はこのクラスでも十分通用しそうです。
差しの競馬や湿った馬場にも対応できたし収穫自体は色々ありましたね。
ただ、2戦目でも砂を被るのを嫌がったから、現状は揉まれない位置を取るのが必須になりそうです。
血統的には中距離でもOKなはずなので、距離を伸ばして先行する形で見てみたいと感じています。

  • インテグリフォリア 1/15(日) 中山7R 4歳以上1勝C(芝1600m) 北村宏司騎手 7着
  • カトルショセット 1/15(日) 中山7R 4歳以上1勝C(芝1600m) 木幡巧也騎手 9着

一緒のレースに出走した2頭はともに権利は取れず。
インテグリフォリアは472kgでー8kg。絞れて状態は上がっていたように思います。
伸びあがったようなスタートで1~2馬身ほど出遅れ。中団の後方を追走。
徐々に差をつめ4角では大外を回って追い上げる。
直線でも外から一時は良い脚色で伸びたが、あとは前と同じような脚色になって0.7秒差7着。
中央再転入初戦のダートでの走りより、今回の芝の方が見られる内容にはなっていました。
幾らか可能性は感じたので、コースや距離は別にして芝で使っていった方が良さそうですね。

カトルショセットは486kgで+8kg。いくらか立派すぎる印象に見えました。
こちらも半馬身ほど出負けしたが、行き脚はすぐついてインの3列目あたりを追走。
直線でばらけたところを突いて一瞬伸びかけたものの、すぐに脚色が鈍って後は流れ込んだだけに。
意図的に控える競馬をしたようですが、一瞬しか伸びずに0.9秒差9着。
正直、控える競馬自体は微妙な感じがしましたが、平坦小回りの1800mとかでどうでしょうか。

  • ヴェルトライゼンデ 1/15(日) 中京11R 日経新春杯(G2)(芝2200m) D.イーガン騎手 優勝

現地観戦。500kgで+6kg。張りのある馬体で抜群の見栄え。今回はかなり気合を表に出していました。
内枠から五分以上にスタートを切って、軽く促してインの3列目の位置に収まる。
道中はインで脚を溜めてすすめ、そのまま2~3列目の位置で直線へ向く。
前日の雨で荒れ馬場になっていたから、直線入り口で各馬が横に広がり本馬も外へ持ち出す。
馬場の良い外を着実に伸びてきて、ゴール前でクビ差抜け出して優勝。

ハンデ59kgに馬場悪化と悪条件もお構いなしに、力強い伸び脚でG2を制しました。
コメントからは、抜け出すとソラを使うので、一気に抜け出さないように追ったとのこと。
それを踏まえても、やはりここでは能力が一枚上だったということでしょうね。
道中はロスなく立ち回って、直線では馬場の良い外めを走って、鞍上の手綱さばきも完璧でした。
これで当分、賞金面の心配をすることなくG1に使っていけそうです。
屈腱炎からの復帰後は坂路だけで調教されているため、海外遠征はせず国内に専念するようです。
そうなると、春の目標は大阪杯宝塚記念になるでしょうから、右回りを克服する必要がありますね。
(もっとも、今までも右回りでも全くダメというわけではないのですが)
何にせよ、脚元に不安を抱えている馬だから、とにかく無事に次走を迎えることが第一です。