ルヴァンスレーヴ、古馬を一蹴して南部杯(Jpn1)制覇!

盛岡競馬場まで遠征して現地観戦してきました。
一夏越しても馬体重は488kgで-2kg。
数字上は増えてないけどトモの張りが目立って好仕上がり。実績のある古馬相手でも全く見劣りません。
トモの踏み込みがJDDの時と比べて明らかに深くなり、パドックでの様子から全体に成長を感じられました。


外枠の数頭が好スタートを切る中、ルヴァンも五分以上のスタートを切る。
今までスタートで常に大なり小なり遅れていたので、今回のは本馬としてはロケットスタートです(笑)
スタート直後は先行集団の後ろに付けていたが、一旦控えて中団の6番手の位置取り。
控えて内に入ったところ、すぐ外側に最大の強敵と目されるゴールドドリームがピタリと付けてくる。
マークされて動きづらい位置になると嫌だなと思ったのも束の間、3角手前から一足先に仕掛けて外へ出しながら進出開始。
馬なりで抜群の手応えのまま外からポジションを押し上げ、2列目へ並び掛けながら直線へ向く。
1馬身後ろに付いてきたゴールドドリームがすぐに追い出される中、こちらは一瞬追い出しを待つぐらいの余裕が。
差をキープしたまま残り1ハロンあたりから追い出され、100m標識あたりで鞭が入ると引き離して勝負あり。
ゴールドドリームに1馬身半差をつけて快勝した。


古馬との初対決でトップクラスの馬相手に横綱相撲で勝ってみせてくれました。
ゴール前での手応えを見るに着差以上の完勝だった様に思います。
完勝だったとはいえ、これでゴールドドリームとの勝負付けが済んだとまでは思いません。
年齢分で2kgの斤量差もあったし、何よりここはJpn1とはいえお互い前哨戦という位置づけだったと思います。
本番であるチャンピオンズCでこそ雌雄が決せられると思います。
とはいえ、今回のレース内容を目の当たりにすれば、スムーズな競馬ができれば負けないだろうと期待してしまいますが。


ところで、近年、ダート路線で3歳馬は古馬の壁に跳ね返されるパターンが続いていました。
3歳でG1・Jpn1を勝つのはアロンダイトあたりまで遡らないと例が無いんじゃないでしょうか。
南部杯に至っては挑戦した馬が少ないのもあって3歳での勝利は史上初です。
そういう前例の少なさもあって、古馬との初対戦に漠然と不安を抱いていたのですが。
毎度のことながら心配する出資者をよそに、事も無げに課題をクリアしてくれる偉い馬ですね。
今回はスタートという課題をクリアしてくれたのも大きいです。次回以降も同様にと願います。
なお、レース後そのまま山元トレセンへ放牧に出て、次走は予定通りチャンピオンズCになるようです。