ルヴァンスレーヴ チャンピオンズC(GI)も危なげなく勝利して、名実共にダート路線の頂点に!

  • ルヴァンスレーヴ 12/2(日) 中京11R チャンピオンズC(GI)(ダート1800m) M.デムーロ騎手 優勝

490kgで+2kg。馬体から受ける印象は前回と変わらず良く見えました。
ただ、前回よりやや気合いが乗り過ぎている感じで、特にパドック入場直後は鼻を鳴らしたり小走りを繰り返していました。
しばらくすると幾らかマシになったし、入れ込んでいるという程では無かったので問題ないとは思いましたが。
スタート前の輪乗りでもややテンションが高い様子で、スタンド前発走でGIの大観衆だし少し心配しながら見守ることに。


内枠だけに懸念していたスタートですが、いざゲートが開いてみると五分に発馬。
テンがゆったりとしたペースで入ったこともあって、内枠が生きて楽な手応えのまま2列目につける。
道中は逃げたアンジュデジールから2、3馬身離れたインの2、3番手を追走。
前半はスローに流れて無理なく前の位置が取れたから、この時点で半分ぐらい勝ったような気分に。
インコースで待機しただけに、あとは前が捌けるかどうかだけ。
2列目の内にぴたりと付けたまま直線へ向き、一瞬は前が塞がりかけたが次の瞬間には前の馬が外へ動いて進路ができる。
追い出されるとぐんぐん加速していき、ワンテンポ早く外から抜け出しを図った3着馬とともに伸びてくる。
残り100m付近では1馬身抜け出し、ゴール前では後続を一気に突き放して2馬身半差をつけて1着でゴール。


国内のダート路線では一番評価の高いレースで、当面の目標としてきたレースだけに、今回の勝利は格別のものとなりました。
後方から追い込んできた2着馬よりもゴール前の脚色は明らかに勝っており、最後は鞍上が流すぐらいの余裕がありました。
展開も前に付けた馬に有利に働きましたが、それにしてもまだまだ余力がありそうで完勝でしたね。
萩原先生のコメントにもありましたが、秋を迎えてトモがしっかりしてきたのが大きそうです。
しっかりしてきた分、強く負荷をかけても良くなったのか、中間は坂路に入れて重点的に後肢を強化されていました。
その影響でしょうか、スタートが改善して無理なく位置を取れるようになってきています。
新馬の時から非凡な走りを見せていましたが、一走ごとにに進歩を示してくれて頼もしい限り。
この走りができるのに、先生のレース前のコメントによると「完成度は6割程度」とのことですから。
(まぁさすがにあと40%強くなるとまで真に受けてはいませんが(笑))
とにかく無事に走ってくれれば幾つもの勲章をもたらしてくれそうで、今後が益々楽しみですね。
ここまで大事に使ってきたことが今や今後に繋がっていっていると感じるので、これからも無理なく無事にと願っています。


帰宅後、録画しておいた中継を見返していて、今までの勝利以上に感慨にふけっている自分に気づきました。
あぁ自分は白老産の出資馬で中央のGIを勝ちたかったんだなと改めて思い知らされた次第です。
大きな1勝をもたらしてくれたルヴァンスレーヴと関係者の皆様に感謝すると共に、
この縁を繋いでくれる大元となったリトルアマポーラとの出会いの有難みを今更ながらかみ締めています。