今週の出走予定

まず、今日、既に走った馬の結果から。

534kgでー4kg。もうひと絞りしても良いかなぐらいの出来でも、馬っぷりは目立っていました。
スタートはきれいに出て無理なく先行。2列目のインの位置を確保。
先行争いをしていた2頭が4角で引き離しにかかり、軽く促されながらでも少し置かれてしまう。
直線ではやや外へ出して懸命に前を追うが、2番手から先に抜け出した勝ち馬には届きそうもない。
それでもゴール前では詰め寄って、逃げた馬は交わして2着。勝ち馬とは1馬身半差でした。
レース後コメントによると、内で砂を被って嫌がる面を見せたとのこと。
4角で離されても目一杯追ってなかったのは、前とスペースを作って外へ出しやすくするためだったのか。
課題も見せたけど、持ち時計はちょっと詰められたので悪くはないレースでした。
春の目標は4/22のしらさぎ賞でまだ間はあるし、使いつつ状態を上げて行ってもらえればと思います。


つづいて、明日以降の出走予定。

ショコラティエールは3勝目をあげた昨年末の一戦から中6週。
前の大井開催が上級との混合戦しか組まれていなかったため1開催飛ばしました。
昇級戦になるし相手もまずまず揃った印象です。
馬場傾向が変わらないなら、内枠を利して逃げるぐらいで良いかもしれません。

フェルマーテは紫苑S以来で5か月ぶり競馬です。
かなり強行軍で使った後ではあったけど、それにしても思ったより長い休みになりましたね。
紫苑Sは大敗したものの、自己条件なら力量的にそう見劣らないと思っています。
ただ、今の東京の馬場が合うかどうかは気がかりですね。

先週の結果

  • ロコポルティ 2/13(土) 阪神2R 3歳未勝利(ダート1200m) 和田竜二騎手 3着

514kgで+4kg。相変わらず絞れる余地があるように見えるのだが。
ゲートは五分に出て、かなり頑張って出して行って2番手の外を確保。
そのまま半馬身差ぐらいで2番手を追走して直線へ向く。
直線へ入って並びかけようとするが、伸び負けして逆にじわりと差を広げられる。
ゴール前では追い上げてきた2着馬に、馬体を併せられてクビ差交わされて3着で入線。
内枠だったので、少々無理してでも先行したのは仕方がなかったと思います。
追われてお釣りがなかったという内容で、物足らないというのが正直な感想です。
ただ、この距離でも先行できたのは収穫で、何戦かしている内に順番は回ってきそうです。

  • カトルショセット 2/13(土) 東京7R 3歳1勝C(芝1400m) 津村明秀騎手 6着

454kgで+8kg。除外で1週延びたにしては余裕があるようにも見えました。
最内から好スタートをきって、行きたい馬を行かせて楽に2番手のインの位置。
若干力み気味にも見えましたが2列目のインで折り合い、外めへ出しながら直線へ。
もったままで先頭へ並びかけ、直後に居た勝ち馬を待って追い出す。
しかし、追われてからはピリッとした脚は使えず、伸び負けして突き放される。
坂上では中団待機していた後続にもあっさり交わされて0.7秒差の6着。
昇級戦でも先行力は見せて6着と考えれば悪くない内容でした。
ただ、5着馬にも2馬身水をあけられたように、追われての甘さは相変わらずですね。

  • ダンサール 2/13(土) 阪神10R 飛鳥S(3勝C)(芝1800m) 武豊騎手 5着

518kgでー2kg。休み明けでも仕上がりはまずまず良さそうでした。
最近になくスタートを五分に出て、スムーズに加速して2列目のインを確保。
2列目のインのままで4角にかかり、まず最内を突こうとするが逃げた馬がラチに寄ってきて断念。
今度は間を狙おうとするも窮屈になりなかなか追えず。
残り1ハロンぐらいから馬群がバラけて、そこから伸びてきたが0.5秒差の5着まで。
一瞬の脚に欠けるタイプなので、追い出しを待たされたのは痛かったです。
でも、コースロスを避けて内を狙う競馬をしている以上、こういうのは付き物ですね。
完全にスムーズだったとしても4着は確実でも、それ以上があったかは微妙ですし。
この後は、中2週でうずしおSを使うことを考えられているようです。
今回ぐらいスタートが決まって流れにのれれば、マイルでもそこそこやれるかもしれません。
ただ、3勝クラスで出走数が多くなりそうな条件なので、出られるかどうかが問題ですね。

今週の出走予定と火曜日の結果

  • ロコポルティ 2/13(土) 阪神2R 3歳未勝利(ダート1200m) 和田竜二騎手
  • カトルショセット 2/13(土) 東京7R 3歳1勝C(芝1400m) 津村明秀騎手
  • ダンサール 2/13(土) 阪神10R 飛鳥S(3勝C)(芝1800m) 武豊騎手

ロコポルティは2か月弱の間隔をあけて出走。
中京では内ラチへ飛び込んだ前科があるので、念のため阪神開催を待っての復帰です。
芝スタートだと行き脚がつかず位置が後ろになるため、今回はダートスタートの1200m戦。
この条件変更で思惑通りに位置を取れれば、勝ち負けに加わっていけると思うのですが。

カトルショセットは初勝利をあげたレースから約3か月ぶり。
先週の春菜賞を除外されてこのレースへ回ってきました。
勝ち上がった前走と同じ条件ですが、クラスが上がってどこまで通用するか。
ある程度やれるところを見せてくれた上で、成長を感じられる内容なら満足できます。

ダンサールは放牧をはさんで2か月半ぶりの競馬。
繁殖入りの期限が間近なのに悠長に放牧に出ていました。
3勝クラスで出走が計算できない訳ですが、ここから何回使ってくれるんですかね。
残り少ない出走機会だけど、外回りの1800mという条件が合うと思えないので今回は期待薄ですね。
じりじりとは着実に伸びる馬なので、切れ負けして奨励金圏内確保ぐらいじゃないでしょうか。

  • エジステンツァ 2/9(火) 船橋11R 駿麗賞(A2・B1)(ダート1600m) 張田昂騎手 7着

492kgで+18kg。体のラインは多少余裕がある程度に見えました。
スタートで頭一つ出遅れて、挽回すべく出して行って6番手ぐらい。
道中、馬群が凝縮して一塊になって馬群の中で揉まれる。
コーナーリングが不味いのか、コーナーで手綱を引っ張られて頭を上げる場面も。
位置を上げられないまま直線へ向き、直線では前と同じような脚色で流れ込んで1秒差の7着。
あの調整過程で中身ができているわけがないので、これでも思ったより走ったぐらいです。
一叩きされて次走が試金石ですね。

先週の結果と

期待していた2日間だったけど、1つも勝てないばかりか散々な内容でした。

2頭出しのエルフィンSは1番人気と3番人気に支持されながらともに掲示板外…。
ヴェールクレールはー6kgでやや細めに見えました。
まずまずのスタートを切るが、抑えて中団から。
スローペースになっても折り合いに専念して微妙に後退気味。
1列前にいた勝ち馬が徐々に仕掛けて上がっていく中、引っ張ったままで折り合いに専念。
直線ではじりじりと伸びてきて坂上からはもう一段伸びを見せたが、前も止まらず0.3秒差の6着まで。
先を考えて折り合い重視したんでしょうが、桜花賞へ向けて賞金加算したい馬の乗り方じゃないですね。
折り合い面に課題のある馬が、引っ張り切りで折り合いはついたけど、それだけで満足なんですかね?

エリザベスタワーは増減なし。馬体はこのメンバーでは抜けているように見えたのですが。
パドックでは落ち着いていたように見えたが、馬場入場でテンションが上がっている感じでした。
スタートで出遅れて後方から。
道中はスローペースになって、内枠だったのもあって馬群の内で閉じ込められたまま。
折り合いを欠いたのか口向きが悪いのか、馬群の中で頭を上げ外へ顔を向けるシーンが。
4角では外へ出そうと模索するも、他馬に先をこされて後手に回る。
結局、直線まで外へは出せず、直線入り口でも前が壁になって進路を求めてうろうろ。
遅れて追い出されるも劣勢を覆すような脚は見せられず0.5秒差の9着。
2走目で気持ちが入り過ぎて、出遅れと道中の脚の溜まらない追走につながってしまいました。
レースを経験して気が入ってきているというコメントがあったにしては、調教も坂路で一杯に追うばかりで工夫が無さ過ぎました。
その上、後手後手に回ったまずい騎乗も合わさって、今日は悪い要素が全部重なった印象です。
いずれにしても課題が多く見つかって、クラシックどころではない感じになってしまいましたね。

  • セブンサミット 2/7(日) 中京5R 3歳未勝利(芝2200m) 岩田望来騎手 6着

496kgでー2kg。馬っぷりは相変わらず目立っていました。
五分に出て軽くしかける程度で2番手の外を確保。
前半はスローに流れ、早めにペースアップするような展開に。
直線入り口で、馬場が悪化した内側を避けて中ほどへ出されながら先頭にたつ。
手応えに余裕があり突き放すかと見えたが、外へ逃げるようにもたれて失速。
その後はだらっと走って流れ込んだだけの0.9秒差6着。
鞍上のコメントによるとバテたわけではなく、抜け出したら外に逃げてしまったとのこと。
2着や3着した時にはラチを頼って逃げていたので、内側から接近されて逃げたのでしょうか。
ただでさえジリっぽくて勝ち切れないのに、新たに問題点が増えてしまいました。
次は馬具等で工夫して臨むことになりそうですが、権利も無いしとりあえず放牧ですかね。

  • エレヴァテッツァ 2/7(日) 東京8R 4歳以上2勝C(牝)(芝2000m) C.ルメール騎手 2着

488kgでー2kg。中1週で輸送もあって、いつもより細身に見えテンションも高かったです。
スタートはまずまず出て、大外枠からある程度出していくと自然とハナへ。
馬場状態を考えるとやや遅めな程度で逃げて余力十分で直線へ。
直線半ばから追い出されて逃げ切り態勢かと思われたが、ゴール前で強襲されて並んでゴール。
結果はハナ差で2着でした。
絶妙なペースでの逃げだったけど、僅かに交わされてまたも惜しい2着。
切れるタイプではないのですが、逃げるとやや淡白な競馬になっている印象はあります。
それと、強行軍でテンションが高かったのが最後に響いたのかもしれません。
連戦したのでこの後は放牧の予定です。

  • メリッサーニ 2/7(日) 小倉12R 平尾台特別(2勝C)(牝)(ダート1700m) 団野大成騎手 10着

496kgでー12kg。細くは見えなかったが、冬場に大幅減で気にはなりました。
スタートは普通に出たけど、あまり出して行かずに後方から。
もっと前がやり合うのかと思ったら、中盤から落ち着いた流れになって一団の馬群に。
道中は動く余地もなく後方のまま。直線でも前が止まらず流れ込んだだけで1.6秒差の10着。
位置取りが悪かった上に、完全な前残りの競馬で展開が向かなさすぎました。
1800mより100m短くなるのは悪くなくても、小回りがあまり合わない感じですね。
平坦コースの方がより良いだけに京都が改修になってるのは痛いです。
繁殖入りの期限が近くなってきるところで、体も減らして権利も逃したのでどうするのか…。


ここからは明日の出走予定。

  • エジステンツァ 2/9(火) 船橋11R 駿麗賞(A2・B1)(ダート1600m) 張田昂騎手

船橋への転入初戦になります。
転入後、疲れが残っているとのことで一旦外厩調整に。
外厩でも体調を崩したり順調ではなかったし、帰厩後2週間では調整不足の感があります。
相手もなかなか揃っているようだし、今回は一叩きぐらいに思っておいた方が良さそうです。

今週の出走予定

  • ヴェールクレール 2/6(土) 中京10R エルフィンS(L)(牝)(芝1600m) 福永祐一騎手
  • エリザベスタワー 2/6(土) 中京10R エルフィンS(L)(牝)(芝1600m) 武豊騎手
  • セブンサミット 2/7(日) 中京5R 3歳未勝利(芝2200m) 岩田望来騎手
  • エレヴァテッツァ 2/7(日) 東京8R 4歳以上2勝C(牝)(芝2000m) C.ルメール騎手
  • メリッサーニ 2/7(日) 小倉12R 平尾台特別(2勝C)(牝)(ダート1700m) 団野大成騎手


ヴェールクレールとエリザベスタワーがエルフィンSに出走。
どちらもクラシック出走を目指しているところですが、1着しか収得賞金を加算できないレースに2頭出しとは。
ヴェールクレールは惜しい内容が続いており、前走でハイペースだったとはいえ折り合いに進歩を見せました。
エリザベスタワーはデビュー戦が相手関係は微妙でも、抜群の内容で勝ち上がってくれました。
2頭とも期待できると思っていますので、少なくともどちらかにスカッと勝ってもらいたいところです。
ここで負けているようではクラシックを云々言えないので良い結果を出して欲しいですね。

セブンサミットは中2週での競馬。
勝ち切れない競馬が続いていて、今回は距離を延長してきました。
決め手のなさをそれで補えるのか微妙な気もします。
前々走ぐらい走れば展開一つで勝ち上がれるはずなんですがね。

エレヴァテッツァは中1週。ルメール騎手を確保できるということで短い間隔で出走です。
道悪を走った後の強行軍で状態面は少し気になりますね。
それでも、現級で常に上位争いしてくれていますし、今回はメンバー的にも期待がかかります。
またハナへ押し出されそうな組み合わせですが、そこは名手の手腕でうまく乗り切ってもらいましょう。

メリッサーニは中3週で出走。
急遽の帰厩からの出走となった前々走以外は崩れず安定して走れています。
平坦コースに替わるのはプラスだし、100mの短縮も結果は出ていませんが悪くないはず。
前走よりは頭数も多く簡単ではなさそうですが、展開が向いてくれることを願います。

先週の結果 (ラヴォルタが新馬勝ち! バルバレスコも2勝目をあげる)

  • ラヴォルタ 1/30(土) 東京6R 3歳新馬(芝1600m) C.ルメール騎手 優勝

デビュー戦の体重は478kg。過程から予想していましたが、腹回りは余裕があるように見えました。
五分のスタートを切って、軽く仕掛けるとさっと2番手の位置を取る。
外の2番手で前に壁がなかったけれど問題なく折り合いもついていました。
そのままの位置で直線へ向き、馬なりのまま先頭に並びかける。
残り200m手前から追い出されて、100m付近で鞭が一発入ると抜け出して1馬身差で優勝した。
体質の弱さから皮膚病が出るなどしてデビューは遅れましたが、見事に新馬勝ちを決めてくれました。
すぐに好位を確保して難なく折り合いもついてとセンスの良さが目立ちましたね。
ペースや展開に恵まれた面はありますが、危なげない勝ちっぷりで今後にも期待ができそうです。

  • シーリア 1/30(土) 中京10R 天竜川特別(2勝C)(芝2000m) 岩田康誠騎手 9着

478kgで+10kg。体つきは前回より良くなっているように見えました。
スタートはだいたい五分に出て、かなり押っ付けて2番手の位置に上がる。
そのまま2番手を追走していたが、3角を過ぎたあたりから手応えが悪化。
そこからは、みるみるうちに失速していって4.1秒離れた最下位でゴール。
レース後、鼻出血をしていることが判明し、2度目なので2か月出走停止処分となりました。
繁殖入りの期限も近いため、ここで引退・繁殖入りすることが決定。
昨年が状態不良で長く休養になって思うように使えなかったのが痛かったですね。
ただ、繁殖牝馬として期待がかかる血統なので、無事に繁殖入りできたのは幸いでした。
良い仔を産んでもらって、クラブの募集に出てくれることを願います。

492kgで+2kg。前回同様の張りのある馬体をキープできていました。
五分のスタートを切って、迷わず仕掛けてハナを奪う。
先頭にたつと緩め過ぎず1ハロン12秒前後のペースで淡々と逃げる。
先頭をキープしたまま勝負所へかかり、4角から直線入り口で後続を突き放す。
直線では2馬身ほど抜け出し、ゴールまで脚色は鈍らずに危なげなく逃げ切った。
鞍上が手の内に入れてくれている印象で、最初から迷いが無い競馬でした。
平坦小回りの中距離で平均ペースの逃げというのが一番合っていますね。
自分の競馬ができれば崩れないあたり、馬も力をつけてきているように思います。
滞在競馬で成績を残しているので、今年も夏の北海道が一番の目標になるでしょうか。
そこまでに一つ使って万全の状態で向いたいですね。

今週の出走予定


ラヴォルタが抽選をクリアして新馬戦に出走。
体質が弱かったことで一進一退を繰り返してデビューがここまで遅れました。
それでも、ルメール騎手を確保できたここで新馬戦の枠に入れたあたり運はありますね。
抽選通るかどうかもあったから急仕上げとは思いますが、せっかく得たチャンスを生かして欲しいです。

シーリアは中8週での競馬。
中間、年明けに歩様に硬さが出て少しレース間隔が開きました。
長期休養明けを叩いて前回よりは状態が上がっていることが期待できると思います。
もう繁殖入りまで残り少ないので、少しでも良い結果を出してくれればと願います。

バルバレスコは前走2着からの中1週。
前走は開幕週の馬場も味方につけて軽快に逃げての惜しい競馬でした。
滞在競馬は合うようだし、同じようなレースができれば今回も有力とは思います。
あとは先週に降雨の中での競馬を経て馬場状態がどうなっているかですね。