今週の出走予定

  • ピアツァサンマルコ 6/25(土) 東京6R 3歳未勝利(芝1600m) 武士沢友治騎手
  • カーディナル 6/25(土) 東京11R 江の島S(3勝C)(芝2000m) C.ルメール騎手

ピアツァサンマルコはデビュー戦8着から中4週で臨戦。中間は山元トレセンで調整して10日前帰厩。
かなり難しい馬なので、トレセンでの滞在期間を少なくして出走するのはプラン通りです。
前回より順調に調整できていそうだし、追い切りも軽めながらそれらしい時計になりました。
デビュー戦も意外と見せ場あったから、レースを1回経験しての前進にちょっぴり期待します。

カーディナルは中7週での出走。この馬としては間隔が詰まっている方です。
前々走は鮮やか過ぎる逃げ切り勝ちでしたが、前走は昇級戦でやや暴走気味に逃げて失速。
走るたびに折り合いが難しくなってきている印象で、今回も相手関係よりそこが鍵になりそう。
楽に先手がとる形が一番折り合いがつきそうだけど、先を考えると好位で折り合えないと…。

今週の結果 (ミラキュラスライトが勝ち上がり!)

  • ショコラクイーン 6/15(水) 川崎2R ホタル特別(ダート1400m) 森泰斗騎手 2着

451kgで+1kg。毛づやなど気配は幾分上向いていたように思います。
だいたい五分にスタートを出て、馬なりで4番手の外の位置。
じわっと上がって3角までに3頭雁行の外に上がり、先頭にならびかけつつ直線へ。
直線では追われて抜け出してきたところ、ゴール前で外から1番人気の馬に急襲されてクビ差2着。
自ら前をとらえに行って抜け出すところまでは良かったのですが、もうひと粘りできませんでした。
それでも、勝ちに動いての結果だから、内容的には濃いレースができていると思います。
これで休養しますが、遅生まれでこれから良くなるでしょうし、夏場の成長に期待ですね。

474kgで+2kg。尾を振ってテンションはやや高め。馬体は張りがあって良く見えました。
返し馬でもやや気持ちが入り過ぎている感じもあって不安でした。
1枠からまずまずのスタートを切るも控えて中団待機。
そのまま内ラチ沿いをロスなく回って中団の位置のまま直線へ。
直線ではじわじわ差を詰めてくるものの、馬群の内で窮屈になり目一杯は追えず0.6秒差6着。
追えば追うほど着実に伸びる半面、一瞬の切れには欠けるタイプです。
それだけに、直線で広いスペースに出せず、馬群の内を縫う形になったのは痛かったですね。
こうなるのは1番枠を引いてしまった時点で懸念はしていたのですが…。
十分に能力発揮できない中でも大きくは負けていないから、うまく運べれば巻き返せるはずです。

  • マグマオーシャン 6/19(日) 東京3R 3歳未勝利(ダート1600m) C.ルメール騎手 3着

504kgで+6kg。仕上がりは悪くない印象。発汗が目立ったけど、この暑さですから仕方ありません。
スタートは少し遅め。仕掛けて行っても挽回できず後方から。
道中の行きっぷりは一息で、3角くらいからようやく馬群に取り付いてくるが後方の内めで直線へ。
直線では徐々に外へ進路を求めながら追われ、離れた3着争いに加わってきて、1.4秒差ながら3着は確保。
初ダートだったからか行きっぷりが悪く、あの位置からよく3着まできたなという感じでした。
ただ、レースの流れに乗れていたところで、勝った馬は別格に強かったので着順は同じだったかもしれません。
ダートも悪くはなさそうでしたが、とにかく使った後の状態が気になる馬で、次走がいつになるやら…。
(追記:スタート後、位置を悪くしたのは他馬と接触した影響があったとのこと。)

  • ミラキュラスライト 6/19(日) 函館4R 3歳未勝利(ダート1700m) 横山武史騎手 優勝

480kgで増減なし。パドックからテンションが高く、返し馬でもかなり掛かっていました。
ゲートで1馬身ほど遅れて中団から。
レースでも行きたがっていたため、道中は馬の後ろで折り合いに専念。
向こう正面で人気馬が動いて行き中盤からペースアップしても中団から動かず4角も内めを回る。
直線へ向いた時点で前とはだいぶ差があったが、残り1ハロン手前から一気に加速して追い上げる。
ゴール前では先行馬の脚があがったところを、猛然と伸びてきて2馬身抜け出して優勝。
気性面で色々と課題は見せて心配させられましたが、レースでは素晴らしい脚を見せて初勝利。
折り合うことに徹していたら展開が向いてくれたという印象はあるものの、やはり溜める形の方が合ってますね。
1つ勝てたことで心身の成長を待つ時間を持てたことは大きいです。
良いものを秘めている馬だと思っているので、今後うまく噛み合ってくることを期待します。

今週の出走予定

  • ヴァリアメンテ 6/18(土) 阪神11R 米子S(L)(芝1600m) 川田将雅騎手
  • マグマオーシャン 6/19(日) 東京3R 3歳未勝利(ダート1600m) C.ルメール騎手
  • ミラキュラスライト 6/19(日) 函館4R 3歳未勝利(ダート1700m) 横山武史騎手

ヴァリアメンテが2か月ぶりの競馬。
前走で3勝クラスをクリアし、今回がオープン入り後の初戦になります。
初のマイル戦だった前走がいつもより切れる脚を見せたので、今回もマイル戦で期待したいです。
ここで結果を出せれば今後が楽しみになるので、上位争いを見せて欲しいですね。

マグマオーシャンは3か月半の休養明け。
調教で動けていることから期待されながら、2着4着とやや物足らない結果に終わっています。
脚元に不安のある馬で間隔を開けながらでないと使えないだけに、もう後がない状況と言えます。
初めてダートに転じますが、元々ダート向きかもと思っていたので、プラスに出てくれると信じます。

ミラキュラスライトも約2か月間隔を開けての出走。
前走は無理に逃げてしまい早々に失速してしまいました。
やはり足を溜める競馬が合っている印象で、それさえできれば初戦や前々走のように好走できます。
好走時に騎乗経験のある鞍上に戻って、今回こそ初勝利をと願います。

今週の結果 (リトルポピーがついに初勝利!)

544kgで+4kg。見た目は変わりなく、むしろいつもより活気を感じるぐらい。
大外枠からまずまずのスタートをきるが、控えて中団の後方から。
4角から外めを追い上げつつ直線へ向き、直線ではじりじり伸びるが前も止まらず1.3秒差の10着。
前が止まらない展開で厳しかったし、単純に時計が速過ぎましたね。
もっとパサパサの馬場なら展開次第で出番があっても良いと思うのですが。
暑さ的にも微妙な時期になってきているし、雨の多い季節になるので、そろそろお休みですかね。

  • リトルポピー 6/12(日) 東京1R 3歳未勝利(ダート1600m) C.ルメール騎手 優勝

458kgでー2kg。体つきは平行線だったけど、気合い乗りは以前より薄く感じました。
好スタートをきって逃げられるぐらいの勢いだったが、内から1頭出てきたので2番手の外に。
逃げた馬が行きたがるのをなだめながらで、湿った馬場を考えると緩いペースの逃げに。
こちらもぴたりとすぐ外に付けて行ってそのまま直線へ。
直線では2頭の叩き合いになり、ゴール前で頭差だけ交わして優勝した。
スローペースで上がりだけの競馬になって、相手も思っていたよりしぶとかったです。
勝つのと負けるのとでは大違いですから、なんとか差し切ってくれて本当に良かったです。
この勝利が、元出資馬リトルアマポーラの娘としてはJRAでの初勝利になります。
将来はアマポーラの後継として白老に戻って欲しいと願っているので、まずは第一歩を踏み出せてホッとしています。

444kgで+4㎏。姿は変化ないように見えたがやや散漫な感じはありました。
スタートはだいたい五分にきって、出して行って先行グループに。
外枠から逃げる馬を前にやって2番手の外の位置。
しかし、勝負所からのペースアップに手応えが悪化して、その後は後退するのみで0.9秒差13着。
鞍上によると3コーナーから馬が自分で止めようとしてしまっていたとのこと。
前回の放馬といい、ここにきて難しい面が強くなってきている感があり頭が痛いですね。

今週の出走予定

今週土曜日は久しぶりの募集馬見学ツアーに参加です。


ジオラマは約2か月ぶりの出走。
前回の福島1150mは忙し過ぎました。2勝クラスを勝った中京1200mで巻き返しを図ります。
夏場が苦手な馬だから、たぶんお休み前最後の出走になりそうなので頑張って欲しいものです。

リトルポピーも2か月ぶりの競馬。
あと一歩まで来てるけど勝ちきれず。時期的にもここで必勝を期したいところです。
距離短縮は合うと思っているので何とか決めて欲しいです。
ただ、陣営は「状態は良い頃と比べるともうひとつ」と、今一つトーンが上がらないんですよね。

シュルレアリストは前回の放馬での競走除外から1か月半ぶり。
立て直されたから除外の影響はないと思いたいです。
このクラスでは上位だと思いますが、斤量の軽い3歳馬も加わってくるのがどうでしょうか。

今週の結果 (ヴェルトライゼンデが屈腱炎明けの実戦で鳴尾記念(G3)制覇!)

496kgでー8kg。連闘でも硬さは見られず状態は保っていました。
外枠からまずまずのスタートを切って軽く促して先行するも、内から主張した馬がいたので2番手を追走。
3~4角で外めを追い上げ行って先頭に並びかけつつ直線へ向き、残り1ハロン手前で先頭に立つ。
しかし、じわじわと差を詰めてきた馬たちにゴール手前で並ばれ4頭が一列でゴール。
結果はクビ+クビ差の3着という惜しい競馬でした。
やはりいかに揉まれず先行できるかがカギみたいですね。
得意の中京でならという条件付きですが、マイル戦でも好走できたので多少はレース選択の幅が出ました。
これで一息入れるようですが、秋の中京開催が目標ですかね。

  • ヴェルトライゼンデ 6/4(土) 中京11R 鳴尾記念(G3)(芝2000m) D.レーン騎手 優勝

496kgで+2kg。1年4か月ぶりを感じさせない仕上がりで、柔軟で目を惹く動きは健在でした。
発馬は五分に出て、内枠から3列目のインの位置に。
道中は馬群の内でロスなく運び、直線入り口で馬群がばらけると馬場の中ほどへ持ち出す。
追われると力強い伸びを見せて残り1ハロンあたりで先頭へ。
抜け出して耳をぴょこぴょこさせていたが、後続が迫ってきても伸びは鈍らず半馬身差で勝利。

まさかまさか、屈腱炎での1年4か月の休養明けでいきなり重賞を制覇してくれるとは。
確かにメンバーはやや手薄でしたが、休養前に勝ちきれなかった重賞をここで勝つなんて。
中495日での重賞制覇は、JRAでは過去2番目の記録だそうです。(平地重賞に限れば最長記録)
困難を乗り越えて結果を出してくれた、馬と関係者の皆様には感謝しかありません。
この結果で今後へ期待が膨らみましたが、まずはレース後に無事の声を聞きたいですね。
再発しやすい症状だから一戦一戦が勝負になるとは思いますが、平穏にレースを重ねていけるよう願います。

  • ロコポルティ 6/5(日) 東京10R 麦秋S(3勝C)(ダート1400m) 戸崎圭太騎手 14着

524kgでー6kg。見た目は勝利した前走と変わりないように感じました。
スタートは若干遅めで、追っ付けながら中団へ。
3角までは揉まれない外で悪くない追走に見えたが、4角にかかると手応えが鈍って徐々に後退。
直線では余力なく3.1秒差の14着に惨敗。
単純に時計が速すぎたということかもしれませんが、レース内容からは明確な敗因はわからず。
ここまで内容なく負けてしまうほど足りていないとも思えないのですが。
去年も夏場を挟んで成績不振だったので、暑さがダメなタイプなのかもと疑いますが…。

  • レシステンシア 6/5(日) 東京11R 安田記念(G1)(芝1600m) 横山武史騎手 11着
  • ダイアトニック 6/5(日) 東京11R 安田記念(G1)(芝1600m) 岩田康誠騎手 14着

安田記念に出走した2頭は、見た目からは好状態であるように感じました。
外からレシステンシアが好スタートを切って、内の出方を見つつ先行しようとする。
そこを内から先手を主張した馬との間に、ダイアトニックが出して行かれて掛かりながら2番手へ。
その動きでレシステンシアも掛かり気味になって、折り合うために前の位置を取れず3列目外に収まる。
もうこの時点で2頭とも共倒れが確定でした。
レシステンシアは直線外からじわっと伸びるも、最後は伸び負けして0.4秒差11着。
ダイアトニックは良いところなしで0.7秒差の14着でした。
出資馬同士で脚を引っ張る羽目になって、元々勝算は薄かったにしても脱力してしまうレースでした。
ダイアトニックには控えて一瞬の脚を生かす競馬をして欲しかっただけに余計に落胆しました。
着差はそれほどでもないだけに、レシステンシアの方ももう1列前の位置なら入着はあったでしょう。
残念なレースになってしまいましたが、いずれも秋に自分の舞台で巻き返して欲しいところです。

今週の出走予定

昨日、ヴァイスメテオールが調教中に骨折して予後不良に…。
前走のリステッド勝ちを足掛かりに再度重賞戦線へと思っていた矢先だけにショックです。
せめて安らかに眠ってくれることを願います。

  • アルディテッツァ 6/4(土) 中京10R 中京スポニチ賞(2勝C)(芝1600m) 吉田隼人騎手
  • ヴェルトライゼンデ 6/4(土) 中京11R 鳴尾記念(G3)(芝2000m) D.レーン騎手
  • ロコポルティ 6/5(日) 東京10R 麦秋S(3勝C)(ダート1400m) 戸崎圭太騎手
  • ダイアトニック 6/5(日) 東京11R 安田記念(G1)(芝1600m) 岩田康誠騎手
  • レシステンシア 6/5(日) 東京11R 安田記念(G1)(芝1600m) 横山武史騎手

アルディテッツァが連闘で出走。
先週は最内枠を引いたのが不幸でしたが、無茶な先行争いを演じて惨敗。
久々にマイルへ距離延長となり先行し易そうかと思ったら、相手にまた先行馬が多くてどうでしょうか。
揉まれ弱いから、外枠に入ってじんわり先行できれば良いのですが。

屈腱炎で長期休養していたヴェルトライゼンデが1年4か月ぶりに復帰。
復帰過程で再度故障してしまう例も多いので、ここまで辿り着けて馬と関係者の皆様に感謝です。
今回は脚元を考慮して坂路のみで調整していて、これで十分に仕上がっているか不安はあります。
ただ、今までになく坂路で動けていて好時計連発しているし、陣営から意外と強気な言葉も聞かれます。
常識的には厳しい長期休養明けにレーン騎手を配してきたり、牧場や厩舎サイドは勝負になる目算なのでしょうか。
とはいえ、屈腱炎での長期休養明けなので、出資者としては無事に次に繋げて欲しい。ただただ、それだけです。

ロコポルティは短期放牧をはさんで中4週。
前走で2勝クラスをクリアして今回は昇級戦になります。
すっかり差す競馬が板について、昨年までのような淡白さはありません。
目下の充実ぶりなら、1400mも克服して昇級戦でも通用するところを見せてくれるのではないかと期待します。

レシステンシアとダイアトニックで、今年の高松宮記念に続いてG1安田記念に2頭出しになりました。
安田記念へ駒を進めたのは、どちらも短距離の適鞍がないからという側面が強く、距離適性に自信が持てません。
レシステンシアはヴィクトリアマイルを経ての参戦。
ヴィクトリアマイルよりは先行しやすそうな組み合わせなので、気分良く逃げられればと思っています。
ダイアトニックは宮記念後、しがらきでの調整されての臨戦。
函館スプリントSへの出走も検討されましたが、斤量が60kgになっちゃうのでそちらは断念。
一瞬の脚は通用するものがあるので、どれだけ追い出しを我慢できるかという感じです。