今週の結果 (バルバレスコとフェルマーテの2頭が勝ち上がる)

  • バルバレスコ 8/15(土) 札幌6R 3歳未勝利(芝2000m) 横山武史騎手 優勝
  • グレーフェンベルク 8/15(土) 札幌6R 3歳未勝利(芝2000m) 藤岡佑介騎手 6着

バルバレスコは472kgで+2kg。張りがあって体つきは今までで一番良く見えました。
五分のスタートから仕掛けて出して行くと、11番枠からでもあまり苦労せずにハナへ。
ずっと付いてこられたけどハナは譲らずに直線へ。
直線で一旦3着馬に半馬身差まで迫られて、前走(2着)の映像が頭をよぎったが…。
そこからもう一脚使って突き放し1馬身1/4差で逃げ切って優勝。
ペースを落とせず澱みない流れになったけど、切れる脚がないのでその方が良かったのかも。
好調の鞍上も2度目の騎乗でうまく持ち味を引き出してくれました。
こういう先行馬らしい先行策が取れるなら上でも通用の余地があるでしょう。

一方、グレーフェンベルクは増減なしの462kgで出来はキープ。
スタートは五分に出るも、内枠から控えて後方から。
勝負所まで後方で待機して、3角あたりから外を進出。
ずっと外を回り続けてじりじり追い上げたものの0.4秒差の6着。
内枠引いた時点で嫌な予感はあったけど、ロスの多い競馬で次走優先権を逃しました。
この馬にとっては真ん中から外寄りの枠の方が競馬がし易そうなんですよね。
この土壇場での権利喪失は痛いですね。札幌ならもう1度は機会があると思いたいですが。

  • ゴールデンアーク 8/15(土) 小倉7R 3歳未勝利(芝2000m) 酒井学騎手 11着

450kgで増減なし。見た目は変わりなく悪くはありません。
まずまずのスタートから2列目へつけるも、道中は行きたがるのをなだめながらに。
そのまま2列目の馬群の中で4角を迎えるが、4角で行き場無く直線でも狭くなる場面が。
その後は馬群がバラけたけど、もう脚はなく馬群に沈んで0.8秒差の11着。
一気の距離延長で掛かっていたけど、案外と中距離でもこなせそうなレースぶりでした。
馬群のさばきがスムーズなら8着ぐらいはあったかもしれません。
ただ、これで3走連続9着以下になってしまったので、未勝利戦へ出走不可になって引退でしょうね。
芝かダートかも距離の長短も適性が掴めずじまいで、馬具も何も試せないままでした。
最近では一番消化不良に終わった出資馬だと思います。

  • フェルマーテ 8/15(土) 新潟7R 3歳未勝利(芝1800m) ☆岩田望来騎手 優勝

482kgで-4kg。休み明けだった前走より絞れて良く見えました。
他馬がゲート入りに手間取っていたが、大外枠で最後の枠入りになって影響を受けず。
ゲートも五分以上に出て最初は中団につけようとする。
しかし、大外で前に壁が作れず、やや行きたってじわじわポジションをあげて5番手あたり。
そのまま5番手あたりで先団を見る位置で直線へ向き、長い直線では早めに追い出される。
追われると少しふらつきながらも着実に前との差をつめていき、残り200m付近で先頭に並ぶ。
そこから叩き合いになるかと思いきや、そのまま力強く抜け出し2馬身半差で優勝。
前半掛かったり直線でふらつく面を見せながらも危なげなく勝ちきってくれました。
前走が好内容だったから同じぐらい走れればと思っていましたが、期待通りの走りっぷりでしたね。
課題と思っていたスタートも、枠入りしてすぐスタートだったこともあって速いぐらいの飛び出しでした。
鞍上もテン乗りだったのに脚を長く使えるタイプと見て早く追い出してくれたのは良かったと思います。
ぎりぎりの時期の勝ち上がりになったけど、キャリアも浅いし晩成血統だからこれからが楽しみですね。
状態次第で続戦も視野にとのコメントが出ていて、内容的に1勝Cなら即通用しそうに思います。

  • ピュアブラッド 8/16(日) 新潟5R 2歳新馬(芝1800m) 内田博幸騎手 11着

デビュー戦の体重は492kg。馬っぷりは立派だが、少々太め残りな気もしました。
スタートで大きく出遅れ、道中も流れに乗れない感じで最後方あたりを追走。
そのまま直線へ向き、追われてじわじわとは伸びたが2.1秒差の11着まで。
あれだけ出遅れては競馬になりません。
直線は幾らか伸びを見せたとはいえ、全体としては見所の少ないレースでした。
また、返し馬で進んでいかなかったり、ゲート裏で立ち上がったりと手こずらせていたようです。
もっとも、レース前から気難しさを喧伝されていたから、この程度は予想の範疇でしたが。
むしろ大出遅れ以外はレース中に悪さをするところは無かっただけ良かったのかも。
課題を徐々にクリアしていってもらうほかなく、さしあたりは一度使われてどう出るかですね。

464kgで-8kg。思惑通りに絞れて好仕上がりになっていました。
スタートを決めて仕掛けてハナへ。
大外枠だったのでハナをきるまでに手間取るかと思いましたが、突っかかってくる馬もあまりおらず。
2、3馬身ほどリードをとって淡々と逃げて手応え良く直線へ。
残り2ハロン手前まで追い出しを我慢し、そこから追い出されてリードを保ったまま残り1ハロン標を通過。
これは勝ったと思ったが、ゴールが近づくにつれ外から勝ち馬が鋭く伸びてくる。
ついにゴール前では差されてしまって1馬身1/4差で2着でした。
惜しい競馬だったので勝ちたかったですが、勝ち馬にあれだけの決め手を見せられると仕方ありません。
この馬としてはそう速いペースではない逃げでしたが、馬場状態を考えると絶妙な線だったようです。
これぐらいのペースでも勝ち馬以外は目立った切れ味を発揮できなかったことがその証拠でしょう。
馬体もやはり460kg台の方が走れるようで、前走の敗因の一つは太め残りだったと言えそうです。
この後は、昨年優勝した京成杯AHを目指すそうで、連戦になって疲れは気になるところ。
でも、使う以上は連覇を目指して頑張って欲しいものです。