- ダイアトニック 10/26(土) 京都11R スワンS(G2)(芝1400m) C.スミヨン騎手 優勝
476kgで増減なし。休み明けでも仕上がりは十分でした。
でも、「春の良い時と比べると」というコメントが出ていた通り、張りは一番良い時よりは一枚落ちる感じ。
ゲート入りまでのテンションが課題な馬ですが、この馬としては我慢ができているように思いました。
スタートも今回は五分に出る。
先行グループの後ろぐらいは取れそうなぐらいだったけど、無理せず控えて中団の位置。
ペースがそれほど速くなかった中、道中はあまり位置が上がってこず。
4角で勢い良く馬場の大外へ持ち出されたものの、直線へ向いた時点では絶望的な位置のように見えました。
しかし、左ムチが入って手前を替えると鋭く伸びてきて、ゴール前で先に抜け出した2頭の外へ並びかけてゴール。
鞍上が馬の頭を押し込むようにゴールへ飛び込んでいて、ダイアトニックのハナ先が一番前に出ていました。
鋭い末脚を繰り出して、二度目の挑戦で重賞初制覇をなしとげてくれました。
あの脚を引き出した鞍上のアクションも見ごたえがありました。
クラスが上がっても勝つ時はいつも僅差で、良い意味で相手なりの走りをする馬ですね。
ただ、もうちょっと前の位置で競馬できる馬だと思うし、2着馬の位置かその直前だと楽な競馬になりそうでした。
でも、今日は外枠からで折り合いを考えると攻めていきにくかったのかもしれません。
これでマイルCSの優先権を得て、鞍上もマイルまでは距離もOKとのことだけど、この後はどうしますかね。
馬体的にはまだ上積みを見込めるし、京都コースも(1400mばかりだけど)無敗と相性抜群です。
スミヨン騎手が継続騎乗できるなら大舞台での姿を見てみたい気もします。
とは言え、適度に間隔を開けながら使われてきている馬で、ここで詰めて使うことにやや不安も感じます。
無難なのは1400mの阪神カップなんでしょうけど。
