レシステンシア 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を5馬身差で圧勝!

  • レシステンシア 12/8(日) 阪神11R 阪神ジュベナイルF(G1)(牝)(芝1600m) 北村友一騎手 優勝

484kgで-4kg。好仕上がりで、このメンバーでも馬体も動きも目立っていました。
馬体の比較上は距離がマイルに伸びても全然問題なさそうと改めて感じました。
ゲートを出て一歩目で頭ひとつ出るぐらい好スタートを決め、すっと加速してそのままハナへ。
後続も差はあけずに追走してきて短めの隊列。
てっきり溜めて逃げてるのかと思っているところに、テンの3Fの通貨タイムが表示されてびっくり。
3F33.7秒のハイラップでの逃げで、マイルでこれは速過ぎると思ってしまいました。
そのままペースをあまり緩めずに他馬を引き連れて軽快に逃げて直線へ。
直線入り口で追い出されると、あっという間に後続との差が広がっていく。
ハイペースだったから止まらないかというこちらの心配をよそに脚色は最後まで衰えず。
そのまま5馬身差をつけて楽々と逃げ切り、2歳レコードを更新してG1初制覇。

募集直後に骨折が判明して、その影響で乗り始めは今年になってからでした。
同世代の馬たちからそれだけ出遅れていた馬が2歳牝馬チャンピオンになろうとは思いもよらず。
切れ勝負になっても分が悪いので、ある程度のラップで先行するのが必須と思っていました。
ただ、それにしてもこれだけのペースで逃げて、終いもしっかりとした脚を使うなんて。
想像以上の勝ちっぷりで驚きました。
前半3Fを33秒台で入って1マイルを逃げ切るの、外回りコースができてからの阪神では記憶にありません。
後続はそのハイペースの追走で脚を使いきったのか、のきなみ直線で伸びを欠いてしまいました。
そのため上がり3Fの最速をマークしたのはレシステンシア。
逃げて上がり最速なんだから、後続がちぎれてしまうわけですね。
自分で望むようなペースを作れるのは強みで、番手でも競馬はできる程度の自在性は既に示しています。
鞍上も馬の性質を掴んでいるようで、こういう思い切ったレースができるなら文句なしです。
これで同世代の馬たちから追われる立場になりましたが、来春へ向けて期待が膨らみますね。
まずは第一目標である桜の舞台へ、とにかく無事にと願うばかりです。