今週の結果 (ハーツコンチェルトはダービーで3着と健闘)

  • ハーエクセレンシー 5/27(土) 東京7R 3歳1勝C(芝1400m) 石橋脩騎手 11着

430kgで+2kg。いつになく落ち着きがあり、取消明けだけにこれが良いのか悪いのかという感じ。
スタートを決めて、2列目の馬群の中につける。
良い位置で追走できていたように思ったが、直線では全く伸びず1.0秒差の11着に沈んだ。
初めて好位を追走できて道中は好感をもって見ていたけど、この形だと脚が溜まらなかったのでしょうか。
また、調教師からは、落ち着き過ぎでスイッチが入らなかったというコメントがありました。
取消明けでスライド出走になったから、直前追いが軽かったのでレースへ向かう精神状態じゃなかたのかも。
どうも歯車がかみ合わずもどかしいですが、とりあえず立て直しですね。

  • インテグリフォリア 5/27(土) 東京10R 葉山特別(2勝C)(芝1600m) 北村宏司騎手 8着

476kgで+2kg。JRAでは初めて続戦でしたが、出来はキープできていたように見えました。
まずまずのスタートから積極的に2列目のインを確保。
この形なら直線で捌ければ上位にくる絵を描くも、前が開けてからもジリジリとしか伸びず。
最後は脚も上がって後続に差されて1.3秒差の8着。
馬場が良い分、今までに経験のない時計の速い決着になったから、好位では脚が溜まらなかった印象です。
キャリアの浅い馬でもあり、メンツの薄かった前走より今回の方がクラスの洗礼を受けた感じです。
スピードはあるから、夏場は新潟の1400mとか札幌の1500mでも見てみたいですね。

  • ロコポルティ 5/28(日) 東京9R 薫風S(3勝C)(ダート1600m) 石橋脩騎手 6着

現地でパドックのみ。532kgで+4kg。毛づやは良好も、馬体の張りは良化余地を感じました。
五分のスタートから出たなりで進めて中団馬群の外めの位置。
道中は外から被せられる形になって、微妙に位置を下げつつ直線へ。
直線で外へ出されるとジワジワとは伸びてきて0.7秒差の6着までは追い上げた。
一時を思うとこのクラスでの成績は安定してきたし、悪くない内容だったと思います。
外枠だったので揉まれない位置を取れると思ったのですが、外から被せられる場面はありました。
レース後コメントでは、やはり被せられるのを嫌う感じはあったようです。
好位の外を取れるのが理想だと思うのですが、それだと1700mや1800mの方が良いかもしれません。

現地観戦。494kgでー4kg。もう少し前後肢にボリュームが出れば理想的だけど良い仕上がりでした。
それでいて東スポ杯の時のようなテンションの高さも見られず、適度な気合い乗り程度でした。

スタートは1馬身ほど遅れてしまい、そのままダッシュもつかずに後方から。
1角で空馬が近くを走っていたので心配したが、絡まれることはなく離れてくれて一安心。
落ち着いたペースになる中、向こう正面ではじわじわと進出して位置を上げて行く。
1頭が大逃げする形になるが、2番手グループの2列目の外まで押し上げ1番人気馬の横につける。
そのまま6、7番手ぐらいで直線へ向き、外から1番人気馬と馬体を併せながら伸びてくる。
ゴールまでしっかりと脚を使って、最後は4頭横一線の争いに加わりつつゴール。
結果はクビ+ハナ差で3着でした。

僅差だったから悔しくはあるけれど、できることはやり切った清々しさも感じました。
青葉賞から上積みはないだろうとの世間の評でしたが、おそらく過去最高の仕上がりでした。
このあたりは厩舎サイドの努力はもちろんあるし、5月生まれゆえの上昇度もあったと思います。
出遅れたのは痛かったけれど、緩さが残る中で元々テンに出して行ける馬ではありません。
道中で無理なく位置を上げて行って、鞍上の上手いリカバリーも光りました。
パドックでも一際目立って胴が長く見え、こういった長い距離・長い直線の競馬も合うのでしょう。
それらが全て重なり合って好走に繋がったと思うから、このやり切った感に繋がったと思います。
あえて言えば、もうちょっとペースが上がってくれればなというぐらいですかね。

末脚の質からすると好位から進められれば理想的だろうと思われます。
父がそうであったように、この手の馬は成熟してくると案外と先行できるように変貌してくるもの。
まだまだ伸びしろはあると感じるから秋以降へ向けても期待が膨らみます。
まずは無事に秋を迎えられるようにと願います。